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Model
SAL70200G2
Pages
103
Size
8.64 MB
Type
PDF
Document
Service Manual
Brand
Device
Digital Camera
File
sal70200g2.pdf
Date

Sony SAL70200G2 Service Manual ▷ View online

5-3
SAL70200G2 (2.8/70-200 G SSM Ⅱ) (70-200mm F2.8 G SSM II)
5-2. 
絞り径の確認/調整
5-2-1. 絞り径の確認
使用機器
•  
輝度箱
•  
カメラ(
DSLR-A700
SLT-A37/A57/A58/A65/A77/A99
のいずれか)
•  
AE
マスターレンズ
•  
メモリーカード
•  
パーソナルコンピュータ(
Color Calculator 2
がインストール済みのもの)
1. 
準備
注意
:
 
被検レンズは完成状態で確認を行ってください。
1) 
カメラにメモリーカードを挿入する。
2) 
使用機器,カメラおよび
AE
マスターレンズを
Fig. 5-2-1
のように設定する。
輝度箱
輝度: EV12
カメラ
ISO: 100
撮影モード: Mモード
シャッタスピード: 1/125
絞り値: F5.6
フォーカスモード: MF
測光モード: 中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス: 白熱灯
D-R: OFF
マスターレンズ,
または被検レンズ
ズーム: WIDE端(焦点距離: 70 mm)
フォーカス: ∞(無限)端
輝度面の中心を撮影する
 Fig. 
5-2-1
3) 
以下の条件で撮影を行い,撮影画像を保存する。
注意
:
 
輝度面の中心を,
AE
マスターレンズと被検レンズでそれぞれ
3
回ずつ撮影してください。
輝度箱の設定
:
輝度
:
EV12
レンズの設定
:
ズーム
:
WIDE
端(焦点距離
: 70 mm
フォーカス
:
∞(無限)端
カメラの設定
:
ISO:
100
撮影モード
:
M
モード
シャッタスピード
:
1/125
絞り値
:
F5.6
フォーカスモード
:
MF
測光モード
:
中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス
:
白熱灯
D-R:
OFF
2. 
撮影画像の確認
注意
:
 
撮影画像の確認は,
AE
マスターレンズで撮影した画像と被検レンズで撮影した画像の両方に対して行ってください。
1)  Color Calculator 2
を立ち上げる。
 
 Fig. 
5-2-2
2) 
ファイルメニューから,撮影画像を読み込む。
Fig. 5-2-3
3) Color Calculator 2
を以下のように設定する。
 
測定値表示(表示メニュー)
: RGB+L*a*b*
 
測定方法(表示メニュー)
Center Single Area
 
 Fig. 
5-2-4
 
色空間(設定メニュー)
: sRGB
 
 Fig. 
5-2-5
 
測定エリアサイズ(設定メニュー→オプション)
: 256
×
256 Pixels
 
 Fig. 
5-2-6
5-4
SAL70200G2 (2.8/70-200 G SSM Ⅱ) (70-200mm F2.8 G SSM II)
4) Calculate
ボタンをクリックし,撮影画像の測定を行う。
5) 
撮影画像の測定が終了したら,
G
の値を確認する。
 
マスターレンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (a)
とする
 
被検レンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (b)
とする
 
G の値を確認する
Calculateボタン
 Fig. 
5-2-7
3. 
確認方法
1) 
下記の計算式で絞り誤差を算出し,絞り誤差が規格値を満足していることを確認する。
絞り誤差
 = 
被検レンズの
G
の平均値
 (b) - 
マスターレンズの
G
の平均値
 (a)
規格値:
 
絞り誤差
 = -25 
 +0
WIDE
: 70 mm
2) 
絞り誤差が規格値を満足していない場合は,
5-2-2. 
絞り径の調整」を行う。
5-2-2. 絞り径の調整
使用機器
•  
ボンド(
B-10
•  
絞り開放冶具
•  
レンズ専用治具
•  
レンズ専用治具チップ
A
•  
レンズ専用治具チップ
B
•  
レンズ専用治具チップ
C
1. 
準備
1) 
レンズ本体を分解して
Fig. 5-2-8
に示す状態にする。
 
(絞り羽根より前側(被写体側)の部品を取り外し,絞り羽根が見えるようにする。)
2) 
絞り開放治具を取り付ける。
 
 
 Fig. 
5-2-8
5-5
SAL70200G2 (2.8/70-200 G SSM Ⅱ) (70-200mm F2.8 G SSM II)
2. 
調整方法
1) 
絞り押さえ環止めねじ(
9
本)を緩める。
2) 
絞りを開放状態にして絞り押さえ環を回転させ,絞り羽根が絞り押さえ環の内径にちょうど隠れるように調整する。
3) 
絞り押さえ環止めねじ(
9
本)を締め付け,
A
部(ねじ頭部,
3
箇所,
2
本間隔)にボンド(
B-10
)を塗布する。
4) B
部(ねじ先端突き出し部,
9
箇所)にボンド(
B-10
)を塗布する。
 
ボンド(B-10)塗布 
B
部(ねじ先端突き出し部)(9箇所)
ボンド(B-10)塗布 
A
部(ねじ頭部)(3箇所)(2本間隔)
絞り羽根(9枚)
絞り押さえ環
 Fig. 
5-2-9
5) 
レンズを完成状態に組み立て,「
5-2-1. 
絞り径の確認」を行う。
注意
:
 
絞り誤差が規格値を満足するまで「
5-2-2. 
絞り径の調整」と「
5-2-1. 
絞り径の確認」を行う。
5-3. 
光軸の確認/調整
フランジバック
 (f F) 
測定器の設定
使用機器
•  
1000 mm
コリメータ
• 
フランジバック測定器
• A
マウントアタッチメント
• 
フランジバックゲージ(
43.50 mm
• 
ボンド
 (B-10)
1. 
準備
1) 
測定器を
Fig. 5-3-1
のように設定する。
 
フランジバックゲージ(43.50 mm)
Aマウントアタッチメント
対物レンズ(10x)
ダイヤルゲージ
(最小目盛り: 0.01 mm)
目盛りリング
接眼レンズ(7x)
視度調節リング
 Fig. 
5-3-1
2) 
フランジバック測定器の視度調節リングを回し,接眼レンズ内の十字線または目盛りがはっきりと見えるように調節する。
3) 
フランジバックゲージ
 (43.50 mm) 
A
マウントアタッチメントに密着させ,保持する。
4) 
フランジバック測定器のノブを回転させて,フランジバックゲージ
 (43.50 mm) 
の細かい線にピントを合わせる。
注意
:
 
必ず
Fig. 5-3-2
の矢印方向にピント合わせを行ってください。
 
ノブ
中心付近の細かい線にピントを合わせる
ピント合わせ方向
 Fig. 
5-3-2
5) 
ダイヤルゲージの目盛りリングを回して,ダイヤルゲージの指針を
0
に合わせる。
注意
:
 
この位置がフランジバック値
 (f F) = 43.50 mm
となります。
 
短針の位置を記憶しておいてください。
5-6
SAL70200G2 (2.8/70-200 G SSM Ⅱ) (70-200mm F2.8 G SSM II)
5-3-1. 光軸の確認
1) 
フランジバック測定器に被検レンズを取り付け,
1000 mm
コリメータを設置する。
 
1000 mmコリメータ
被検レンズ
 Fig. 
5-3-3
2) 
被検レンズのフォーカスリングを ∞(無限遠)指標または∞(無限遠)側の当たり に設定して顕微鏡を覗き,チャート像が中央に見える
ように光軸を合わせる。
3) 
顕微鏡を覗きながらフランジバック測定器のノブを回転させ,ピントが合う位置で止める。
 
また,同時に光軸の見え方を確認する(
Fig. 5-3-4
参照)。
注意
:
 
図は一例を示しています。実際のチャートの見え方とは異なる場合があります。
 
最良の状態
センターブレおよびアス
フランジバック測定器のダイヤルを回して
ピント合わせを行うと,チャート像がずれる。
 Fig. 
5-3-4
4) 
下記手順
(1)
(6)
を行い,
 AS
値および
CB
値が規格値以内かどうかを確認する。
 
注意
:
 
規格値が「
CB
」のみの場合は,手順(1)∼(3)は必要ありません。
 AS: 
 
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像のフレアーが十字方向に分かれて見える現象。
(Fig. 5-3-5 (a))
(1) 
チャート端の二点
(
ほぼ対称の位置
)
におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 5-3-5 (b)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲー
ジの値を読み取る。
 <A>
(2) 
上記
(1)
の位置に対して
90
°位相をずらしたチャート端の二点におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 5-3-5 (c)
矢印)でダイヤ
ルを止めて,ダイヤルゲージの値を読み取る。
 <B>
(3) AS
値を算出(
<A>
<B>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
 AS
 = <A> - <B>
 CB:
 
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像の一方向のフレアーが大きく尾を引いて見える現象。
(Fig. 5-3-5 (d))
(4) 
最大フレアー側のチャート端で最もピントが合う位置(
 Fig. 5-3-5 (e)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を読み取る。
 
<C>
(5) 
最大フレアーと
180
°反対側のチャート端で最もピントが合う位置(
 Fig. 5-3-5 (f)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を
読み取る。
 <D>
(6) CB
値を算出(
<C>
<D>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
 CB
 = <C> - <D>
 
(1)
(1)
(2)
(2)
(5)
(4)
AS
E
D
F
H
G
I
CB
 Fig. 
5-3-5
規格値
WIDE
TELE
CB
(センターブレ)
0.07 mm
以下
0.1 mm
以下
AS
(アス)
0.07 mm
以下
0.07 mm
以下
 Table 
5-3-1
5) CB
AS
の規格値を満足していない場合は,
5-3-2. 
光軸の調整」を行う。
6) 
規格値を満足している場合は,
5-5. 
像点移動量(焦点距離)/フランジバック(
f F
)の確認/調整」を行う。
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