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4-13
SAL1635Z2 (Vario-Sonnar 2.8/16-35 ZA SSM II) (Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II)
4-8-3. MR波形検査/調整
1.
調整・検査方法
1) [MR
調整・検査
]
をクリックする。
2)
周波数入力画面が表示されるので,
SSM
基板のフレキに書かれた数値(上
3
桁)を入力する。
例: フレキに記載された値が「
180076
」の場合
180076
Fig.
4-8-3
3) [MR
調整・検査
]
で問題が無ければ
[OK]
が表示される。
Fig.
4-8-4
4) [NG]
が表示された場合は「
2. MR
センサーの位置調整」を行う。
2. MR
センサーの位置調整
[MR
調整・検査
]
で
NG
となった場合は,以下の手順で
MR
センサーの位置調整を行ってください。
1) ActuatorCheckerSSM
の
[MR
取り付け・波形検査(手動)
]
をクリックし,波形図画面を表示させる。
2)
フォーカスを操作して波形の変化を確認する。
Fig.
4-8-5
3)
内側の円よりも波形が大きく出ることを確認して
[OK]
をクリックする。
注意:
波形は必ずウインドウの中心に表示されるわけではありません。
画面上で位置が中心にない場合でも,内側の円よりも大きく表示されていれば問題ありません。
4)
波形が内側の円より大きく出ない場合は,MRセンサーの位置を動かし調整する。
5)
調整終了後,指示部にボンド
(
B
-10)
を塗布する。
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
MR部組
調整方法:ねじ2本を緩めて, MRセンサ(MR部組)
の位置を変え調整する。
の位置を変え調整する。
Fig.
4-8-6
4-14
SAL1635Z2 (Vario-Sonnar 2.8/16-35 ZA SSM II) (Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II)
4-8-4. フォーカスブラシ位置の確認/調整
1.
準備
1)
被検レンズを分解,または組み立てて
Fig. 4-8-7
の状態にする。
ブラシ
ねじ
Fig.
4-8-7
2)
「
4-7-2.
完成検査治具Ⅱ/半完治具の接続およびレンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerXXX
)の起動」を参照し
Fig. 4-7-2
の状態にす
る。
2.
調整/検査方法
1) [START [Ent]]
または
[
フォーカスブラシ調整
]
をクリックする。
2)
以下,画面の指示通りに操作する。
3)
フォーカスを∞(無限)端の当たりに設定する。
Fig.
4-8-8
4)
フォーカスがフォーカス調整端上にある場合は下記のポップアップウインドウが表示されるので,その位置でブラシのねじを締め付け
る。
る。
Fig.
4-8-9
5) Fig. 4-8-10
のように,ねじの頭部にボンド
(B-10)
を塗布する。
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
ブラシ
Fig.
4-8-10
6)
再度,∞(無限)端または近端にしてフォーカス調整端がずれていないことを確認する。
4-8-5. フォーカスパターン(Motor)検査
1.
準備
「
4-8-4.
フォーカスブラシ位置の確認/調整」
1.
準備の状態にする。
2.
確認方法
1) [
フォーカスパターン(
Motor
)検査
]
をクリックする。
注意
:
マルチシリアルウインドウが表示された場合は,以下のように対処してください。
Process No.
入力不要
Serial No.
SSM
基板部組を交換した場合はシリアル番号を入力する。
Table
4-8-1
Fig.
4-8-11
SAL1635Z2 (Vario-Sonnar 2.8/16-35 ZA SSM II) (Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II)
4-15
2)
指定周波数(
3
桁)入力画面で
SSM
フレキに書かれた数値(上
3
桁)を入力する。
Fig.
4-8-12
180083
Fig.
4-8-13
3)
数値を入力すると以下の画面が表示される。
Fig.
4-8-14
4)
検査が正常に終了した場合
OK
表示が出るので,
ENTER
キーを押して初期画面に戻る。
Fig.
4-8-15
4-8-6. フォーカス駆動ならし運転
1.
準備
「
4-8-4.
フォーカスブラシ位置の確認/調整」の「
1.
準備」の状態にする。
2.
確認方法
1) [
フォーカス駆動ならし運転
]
をクリックする。
注意
:
マルチシリアルウインドウが表示された場合は,以下のように対処してください。
Process No.
入力不要
Serial No.
SSM
基板部組を交換した場合はシリアル番号を入力する。
Table
4-8-2
Fig.
4-8-16
2)
指定周波数(
3
桁)入力画面で
SSM
フレキに書かれた数値(上
3
桁)を入力する。
Fig.
4-8-17
180083
Fig.
4-8-18
3)
数値を入力すると以下の画面が表示される。
Fig.
4-8-19
4)
検査が正常に終了した場合
OK
表示が出るので,
ENTER
キーを押して初期画面に戻る。
Fig.
4-8-20
4-16
SAL1635Z2 (Vario-Sonnar 2.8/16-35 ZA SSM II) (Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II)
4-9.
完成調整/検査
使用機器
•
パーソナルコンピュータ
•
完成検査治具
II (AC 100 V
専用
)
•
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerXXX
)
4-9-1. 準備
1.
準備
1)
使用機器と被検レンズを接続する(「
4-7-2.
完成検査治具Ⅱ/半完治具の接続およびレンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerXXX
)の起
動」参照)。
2)
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerXXX.exe
)を起動する。
3)
設定をクリックし,初期設定を行う(「
4-7-3.
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerXXX
)の初期設定」参照)。
注意
:
マルチシリアルウインドウが表示された場合は,以下のように対処してください。
Process No.
入力不要
Serial No.
SSM
基板部組を交換した場合はシリアル番号を入力する。
Table
4-9-1
Fig.
4-9-1
4-9-2. 完成調整/検査項目
1.
調整/検査方法
1) [START [Ent]]
をクリックする。
2)
以下,画面の指示通りに操作する。
2.
調整/検査項目
1)
ズームパターン検査
2) AF/MF
スイッチ検査
3)
フォーカスホールドボタン検査
4) LVDD1
消費電流検査
5)
フォーカスパターン(
Motor
)検査
6) MR
調整・検査
7)
駆動周波数
&
ゲイン調整
8)
フォーカス負荷検査(
FB
あり)
9)
フォーカス駆動検査
10)
⊿
SB
書き込み
11) MR
取り付け・波形検査(手動)
12) MR
波形測定
13)
フォーカスエージング
14)
音鳴き検査
15)
ズーム調整端探査
16)
フォーカス調整端探査
Fig.
4-9-2
注意
:
この
6
点は
[START [Ent]]
で調整/検査した場合,自動では調整が行なわれません。
4-9-3. ⊿SB確認/書き換え
1) [
⊿
SB
書き込み
]
をクリックする。
Fig.
4-9-3
2)
表示された値が,
「
4-6.
像点移動量(絞り(球面収差量))の確認/調整」で求めた
F8
像点移動量の値を満足することを確認する。
値が外れている場合,求めた
F8
像点移動量の値を入力し,
[
書込
[Ent]]
をクリックして書き換える。
Fig.
4-9-4