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4-2
SAL85F28 (2.8/85 SAM) (85mm F2.8 SAM)
4-1-2.
確認/調整順序
確認/調整手順
球面収差効き玉交換では,下記の順番で交換してください。
(Note) 球面収差改善時の効き玉
光学系
END
投影解像力の確認
4-3-1
項
絞り径の確認
4-2-1
項
OK
OK
OK
OK
NG
NG
NG
絞り径の調整
4-2-2
項
電気系(完成検査治具 )
合焦性誤差量調整
(⊿SB書き込み)
4-7-4
項
フォーカスブラシ
位置の確認
4-7-3
項
OK
NG
OK
①
②
NG
完成調整/検査
4-7
項
OK
NG
球面収差効き玉の交換
(Note)
フランジバック(f'F)の確認
4-4-1
項
NG
フランジバック(f'F)の調整
4-4-2
項
調整部品:
ヘリコイドオス
ヘリコイドオス
(2)
(1)
(1) まず不良があった場合は
を交換してください。
(2) それでも改善しない場合は
を交換してください。
投影解像力の調整
(1)
(2)
4-3-2
項
(1) A-1793-599-A
後枠組立
(2) A-1793-598-A
前枠組立
後枠組立
(2) A-1793-598-A
前枠組立
後枠組立
(A-1793-599-A)
前枠組立
(A-1793-598-A)
合焦性誤差量確認
4-5
項
フォーカスブラシ
位置の調整
4-7-3
項
4-3
SAL85F28 (2.8/85 SAM) (85mm F2.8 SAM)
4-2.
絞り径の確認/調整
4-2-1. 絞り径の確認
使用機器
輝度箱
カメラ(
カメラ(
DSLR-A700
,
SLT-A37/A57/A58/A65/A77/A99
のいずれか)
AE
マスターレンズ
メモリーカード
パーソナルコンピュータ(
パーソナルコンピュータ(
Color Calculator 2
がインストール済みのもの)
1.
準備
注意
:
被検レンズは完成状態で確認を行ってください。
1)
カメラにメモリーカードを挿入する。
2)
使用機器,カメラおよび
AE
マスターレンズを
Fig. 4-2-1
のように設定する。
輝度箱
輝度: EV12
輝度: EV12
カメラ
ISO: 100
撮影モード: Mモード
シャッタスピード: 1/125
絞り値: F5.6
フォーカスモード: MF
測光モード: 中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス: 白熱灯
D-R: OFF
ISO: 100
撮影モード: Mモード
シャッタスピード: 1/125
絞り値: F5.6
フォーカスモード: MF
測光モード: 中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス: 白熱灯
D-R: OFF
マスターレンズ,
または被検レンズ
フォーカス: ∞(無限)端
輝度面の中心を撮影する
Fig.
4-2-1
3)
以下の条件で撮影を行い,撮影画像を保存する。
注意
注意
:
輝度面の中心を,
AE
マスターレンズと被検レンズでそれぞれ
3
回ずつ撮影してください。
輝度箱の設定
:
輝度
:
EV12
レンズの設定
:
フォーカス
:
∞(無限)端
カメラの設定
:
ISO:
100
撮影モード
:
M
モード
シャッタスピード
:
1/125
絞り値
:
F5.6
フォーカスモード
:
MF
測光モード
:
中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス
:
白熱灯
D-R:
OFF
•
•
•
•
•
•
•
•
•
2.
撮影画像の確認
注意
注意
:
撮影画像の確認は,
AE
マスターレンズで撮影した画像と被検レンズで撮影した画像の両方に対して行ってください。
1) Color
Calculator
2
を立ち上げる。
Fig.
4-2-2
2)
ファイルメニューから,撮影画像を読み込む。
⇒
Fig. 4-2-3
3) Color Calculator 2
を以下のように設定する。
測定値表示(表示メニュー)
: RGB+L*a*b*
測定方法(表示メニュー)
:
Center Single Area
Fig.
4-2-4
色空間(設定メニュー)
: sRGB
Fig.
4-2-5
測定エリアサイズ(設定メニュー→オプション)
: 256
×
256 Pixels
Fig.
4-2-6
4-4
SAL85F28 (2.8/85 SAM) (85mm F2.8 SAM)
4) Calculate
ボタンをクリックし,撮影画像の測定を行う。
5)
撮影画像の測定が終了したら,
G
の値を確認する。
マスターレンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (a)
とする
被検レンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (b)
とする
G の値を確認する
Calculateボタン
Fig.
4-2-7
3.
確認方法
1)
下記の計算式で絞り誤差を算出し,絞り誤差が規格値を満足していることを確認する。
絞り誤差
=
被検レンズの
G
の平均値
(b) -
マスターレンズの
G
の平均値
(a)
規格値:
絞り誤差
= 0
±
12
2)
絞り誤差が規格値を満足していない場合は,
「
4-2-2.
絞り径の調整」を行う。
4-2-2. 絞り径の調整
使用機器
(
専用機器のみ記載
)
ボンド
(B-10)
1.
プリセットリングのレバー
(
プリセットレバー
)
を動かして,プリセットレバーを絞り開放当たり位置で固定する。
2.
ねじ
2
本を僅かにゆるめて左右に動かすことにより
,
作動レバーが左右に動く状態にする。
3.
後玉側から光源を覗いてねじ
2
本を左右に動かし
,
絞り羽根が隣接枠へ完全に隠れ始める位置でねじ
2
本を締め付ける。
本体組
ねじ
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
プリセットレバー
Fig.
4-2-8
4.
「
4-2-1.
絞り径の確認」を行い,絞り誤差が規格値を満足するまで手順
1.
∼
3.
を繰り返す。
5.
調整終了後,手順
3.
で締め付けたねじ
2
本の指示部に,ボンド
(B-10)
を塗布する。
4-1-2.
調整手順
•
4-3.
投影解像力の確認/調整
4-3-1. 投影解像力の確認
レンズ投影器の設定
使用機器
レンズ投影器およびスライダック(出力電圧
: AC 100 V
)
注意
:
レンズ投影器は,スライダック(出力電圧
: AC 100 V
)を接続して使用してください。
A
マウントアタッチメント
スクリーン(アートポスト紙)
巻尺
平面ミラー(
巻尺
平面ミラー(
SLR
用等)
1.
準備
1)
下記手順
(1)
∼
(3)
を行い,確認する焦点距離に応じてレンズ投影器内部のレンズを組み合わせる。
(1)
レンズ投影器の蓋を開く。
(2)
左右の固定テコを引っ張りながら回転させる。
(3)
レンズを取り外す。または取り付ける。
注意
注意
:
取り付ける位置や向きを間違えないように注意してください。
レンズ投影器
焦点距離(f)によるレンズの組み合わせ
レンズ
固定テコ
固定テコ
蓋
f=18∼35 mm
f=35∼100 mm
f=100∼200 mm
f=200∼300 mm
熱吸収フィルタ
チ
ャ
ー
ト
チ
ャ
ー
ト
チ
ャ
ー
ト
チ
ャ
ー
ト
フ
ィ
ラ
メ
ン
ト
フ
ィ
ラ
メ
ン
ト
フ
ィ
ラ
メ
ン
ト
フ
ィ
ラ
メ
ン
ト
Fig.
4-3-1
•
•
•
•
•
•
•
•
4-5
SAL85F28 (2.8/85 SAM) (85mm F2.8 SAM)
2)
被検レンズをレンズ投影器に取り付け,使用機器を
Fig. 4-3-2
のように設定する。
3)
レンズ投影器のファンスイッチを
ON
にした後で,ランプスイッチを
ON
にする。
投影距離
レンズ投影器
チャート
ファンスイッチ
ランプスイッチ
平面ミラー
スクリーン
Aマウントアタッチメント
被検レンズ
F
L
Fig.
4-3-2
4)
被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
がはっきりと見えるようにピントを合わせる。
5)
スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
に平面ミラーを重ね合わせ,反射光が被検レンズの中心を照らすようにレンズ投影器の位置を調節す
る。
2.
投影解像力の確認方法
1)
被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
が出来るだけ細かな線まで鮮明に見えるようにピントを合わせ
る。
2)
中心投影像
(y = 0)
の投影解像力本数(最高解像力)の数値(投影解像力本数)を読み取る。
数値は解像力本数
S像
M像
Fig.
4-3-3
3)
スクリーン上の
y = 9
または
y = 12
または
y = 15
または
y = 18
を見ながらレンズ投影器のマウント回転板を回転させ,投影解像力が最も悪い
(低い)ところで止める。
サジタル
(S)
像,およびメリジオナル
(M)
像(
3
本の線)の明暗が確認可能な最も細かな線(解像限界)の数値(投影解像力本数)を読み
取る。
注意
注意
:
解像限界確認時は,偽解像に注意してください。
偽解像とは,解像力を越えた細かな線があたかも解像しているかのように黒/白の条線として見える現象です。
この場合,
Fig. 4-3-4
のように
3
本の条線の白黒が反転して
2
本または
4
本に見えることがありますので,解像限界と混同しないように注意してくださ
い。
正常
偽解像
Fig.
4-3-4
4)
被検レンズの焦点距離および投影距離を変更し(ズームの場合),各焦点/投影距離で
S
像および
M
像の投影解像力本数が
Table 4-3-1
の
規格値を満足していることを確認する。
5)
被検レンズのスイッチパネルブロックのノブを
MF
に切換える。
規格値
:
焦点距離
f (mm)
投影距離
(m)
投影解像力本数
(
本
/mm)
中心
(y' = 0)
周辺
(y' = 9)
周辺
(y' = 12)
S
M
S
M
85
3.40
100
本以上
50
本以上
50
本以上
40
本以上
40
本以上
Table
4-3-1
6)
投影解像力を確認して,規格を満足していない場合は,「
4-3-2.
投影解像力の調整」を行う
4-3-2. 投影解像力の調整
調整方法
1)
被検レンズを分解し,
Fig. 4-3-5
の状態にする。
化粧環
フォーカスラバー
マウント、
メイン基板
メイン基板
Fig.
4-3-5
2)
後枠組立を交換する。改善しない場合は、
3)
を行う。
3)
前枠組立を交換する。
前枠組立,後枠組立,
フィルターねじ枠,外筒
フィルターねじ枠,外筒
後枠組立
前枠組立
外筒
フィルターねじ枠
Fig.
4-3-6
4-1-2.
調整手順
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