Sony SAL70400G2 Service Manual ▷ View online
4-1
SAL70400G2 (4-5.6/70-400 G SSM Ⅱ) (70-400mm F4-5.6 G SSM Ⅱ)
注意
:
サービス作業後は,本章を参照して調整を行ってください。
4-1.
準備
4-1-1. 使用機器/治工具リスト
•
スライダック
(
出力電圧
: AC 100 V) (Note 3)
•
カメラ(
DSLR-A700, SLT-A37/A57/A58/A65/A77/A99
のいずれか)
•
メモリーカード
•
スクリーン
(
アートポスト紙
)
•
巻尺
•
平面ミラー
(SLR
用等
)
•
ボンド
(B-10): J-6082-612-A
•
レンズ調整プログラム
(ACSSM-S-VerX.XX.zip)
• Color Calculator 2
注意
:
Color Calculator 2
およびレンズ調整プログラムは,各
HQ
から入手してください。
J-12
J-13
J-14
J-11
パーソナル
コンピュータ
(Note 1)
コンピュータ
(Note 1)
AEマスターレンズ
J-6082-597-A
J-6082-597-A
フランジバック
ゲージ(43.50 mm)
J-6082-608-A
ゲージ(43.50 mm)
J-6082-608-A
フランジバック
測定器
J-6082-606-A
測定器
J-6082-606-A
Aマウント
アタッチメント
J-6082-607-A
アタッチメント
J-6082-607-A
レンズ投影器
J-6082-605-A
(Note 3)
J-6082-605-A
(Note 3)
1000 mmコリメータ
110V: J-6082-604-A
240V: J-6082-604-B
(Note 2)
110V: J-6082-604-A
240V: J-6082-604-B
(Note 2)
輝度箱
J-6082-581-A
J-6082-581-A
J-1
J-9
J-7
J-2
J-4
J-6
J-5
J-8
J-3
20
30
40
50
60
70
80
90
0
10
J-10
完成検査治具
J-6082-710-A
(Note 4)
J-6082-710-A
(Note 4)
M-BOX JIG
J-6082-722-A
(Note 5)
J-6082-722-A
(Note 5)
レンズ専用治具
チップA:
J-6082-609-1
チップA:
J-6082-609-1
レンズ専用治具
チップB:
J-6082-609-2
チップB:
J-6082-609-2
レンズ専用治具
チップC:
J-6082-609-3
チップC:
J-6082-609-3
レンズ専用治具
J-6082-609-A
J-6082-609-A
Fig.
4-1-1
Note 1:
パーソナルコンピュータ
(
Color Calculator 2
がインストール済みのもの)
OS:
Windows
Vista/7
空きメモリ
:
40 MB
以上
ハードディスク空き容量
: 15 MB
以上
USB
端子
:
標準装備
モニタ
: 32,000
色以上表示可能な
VGA
以上のモニタ
Note 2:
1000 mm
コリメータのチャートは,
Fig. 4-1-2
のように取り付けてください。
マークを合わせる
1000 mm
コリメータ
チャート
Fig.
4-1-2
Note 3:
レンズ投影器は,スライダック
(
出力電圧
: AC100 V)
を接続して使用してください。
Note 4:
完成検査治具Ⅱの接続方法については
,
「
4-7-2.
完成検査治具Ⅱ
/
半完治具の接続およびレンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM
)の起動」を
参照してください。
Note 5:
完成検査治具Ⅱ
(J-6082-710-A)
で使用の
M-BOX
が使用可能です。
Note 6:
半完治具は
,
下記手順で作成してください。
使用機器
•
完成検査治具Ⅱ
(J-6082-710-A)
•
D-sub 9pin
ケーブル(市販品)
1.
準備
1) D-sub
9pin
ケーブルの片側をカットする。
2) 1
∼
8 pin
をメイン基板組立に図のように半田付け行う。
1 2 3
6 7 8
4 5
8 7 6 5 4 3 2 1
Fig.
4-1-3
4. ADJUSTMENTS
Ver. 1.2 2015.07
4-2
SAL70400G2 (4-5.6/70-400 G SSM Ⅱ) (70-400mm F4-5.6 G SSM Ⅱ)
4-1-2. 調整手順
確認/調整手順
球面収差効き玉交換では,下記の順番で交換してください。
(1) まず不良があった場合は①を交換してください。
(2) それでも改善しない場合は②を交換してください。
(2) それでも改善しない場合は②を交換してください。
(Note) 球面収差改善時の効き玉
1群組立
(A-1616-848-A)
(A-1616-848-A)
2-6群組立
(A-1917-312-A)
(A-1917-312-A)
駆動系 + (完成検査)
⊿SB確認/書き換え
4-11-3
項
光軸の確認
4-3-1
項
像点移動量/
フランジバック(f’F)の確認
4-5-1
項
投影解像力の確認
4-4-1
項
絞り径の確認
4-2-1
項
絞り径の調整
4-2-2
項
(調整箇所: プリセットレバー
の取付位置)
合焦性誤差量確認
4-6
項
球面収差効き玉の交換
(Note)
2-6群組立を
交換した場合
1群組立を交換した場合
像点移動量/
フランジバック(f’F)の調整
4-5-2
項
調整部品:
1群調整ワッシャ(TELE)
バック調整ワッシャ(WIDE)
プリセットレバー
1群調整ワッシャ(TELE)
バック調整ワッシャ(WIDE)
プリセットレバー
プリセットレバーを
交換した場合
1群調整ワッシャまたは
バック調整ワッシャを
交換した場合
光軸の調整
4-3-2
項
投影解像力(片ボケ)調整
4-4-2
項
END
光学系
OK
OK
OK
OK
NG
OK
OK
NG
NG
NG
NG
NG
調整部品:
6群ティルトワッシャ(TELE)
2-6群組立の交換(WIDE)
6群ティルトワッシャ(TELE)
2-6群組立の交換(WIDE)
調整部品:
1群ティルト調整ワッシャ(TELE)
6群組立の位置調整(WIDE)
1群ティルト調整ワッシャ(TELE)
6群組立の位置調整(WIDE)
MR
検査
4-10
項
NG
ズームブラシ位置の
確認
4-8
項
ズームブラシ位置の調整
4-8
項
フォーカスブラシ位置
の確認
4-9
項
MR
調整
4-10
項
OK
OK
OK
NG
フォーカスブラシ位置の調整
4-9
項
NG
Fig.
4-1-4
Fig. 4-1-5
4-3
SAL70400G2 (4-5.6/70-400 G SSM Ⅱ) (70-400mm F4-5.6 G SSM Ⅱ)
4-2.
絞り径の確認/調整
4-2-1. 絞り径の確認
使用機器
•
輝度箱
•
カメラ(
DSLR-A700
,
SLT-A37/A57/A58/A65/A77/A99
のいずれか)
•
AE
マスターレンズ
•
メモリーカード
•
パーソナルコンピュータ(
Color Calculator 2
がインストール済みのもの)
1.
準備
注意
:
被検レンズは完成状態で確認を行ってください。
1)
カメラにメモリーカードを挿入する。
2)
使用機器,カメラおよび
AE
マスターレンズを
Fig. 4-2-1
のように設定する。
輝度箱
輝度: EV12
輝度: EV12
カメラ
ISO: 100
撮影モード: Mモード
シャッタスピード: 1/125
絞り値: F5.6
フォーカスモード: MF
測光モード: 中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス: 白熱灯
D-R: OFF
ISO: 100
撮影モード: Mモード
シャッタスピード: 1/125
絞り値: F5.6
フォーカスモード: MF
測光モード: 中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス: 白熱灯
D-R: OFF
マスターレンズ,
または被検レンズ
ズーム: WIDE端(焦点距離: 70 mm)
フォーカス: ∞(無限)端
フォーカス: ∞(無限)端
輝度面の中心を撮影する
Fig.
4-2-1
3)
以下の条件で撮影を行い,撮影画像を保存する。
注意
注意
:
輝度面の中心を,
AE
マスターレンズと被検レンズでそれぞれ
3
回ずつ撮影してください。
輝度箱の設定
:
輝度
:
EV12
レンズの設定
:
ズーム
:
WIDE
端(焦点距離
: 70 mm
)
フォーカス
:
∞(無限)端
カメラの設定
:
ISO:
100
撮影モード
:
M
モード
シャッタスピード
:
1/125
絞り値
:
F5.6
フォーカスモード
:
MF
測光モード
:
中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス
:
白熱灯
D-R:
OFF
2.
撮影画像の確認
注意
注意
:
撮影画像の確認は,
AE
マスターレンズで撮影した画像と被検レンズで撮影した画像の両方に対して行ってください。
1) Color Calculator 2
を立ち上げる。
Fig.
4-2-2
2)
ファイルメニューから,撮影画像を読み込む。
⇒
Fig. 4-2-3
3) Color Calculator 2
を以下のように設定する。
測定値表示(表示メニュー)
: RGB+L*a*b*
測定方法(表示メニュー)
:
Center Single Area
Fig.
4-2-4
色空間(設定メニュー)
: sRGB
Fig.
4-2-5
測定エリアサイズ(設定メニュー→オプション)
: 256
×
256 Pixels
Fig.
4-2-6
4-4
SAL70400G2 (4-5.6/70-400 G SSM Ⅱ) (70-400mm F4-5.6 G SSM Ⅱ)
4) Calculate
ボタンをクリックし,撮影画像の測定を行う。
5)
撮影画像の測定が終了したら,
G
の値を確認する。
マスターレンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (a)
とする
被検レンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (b)
とする
G の値を確認する
Calculateボタン
Fig.
4-2-7
3.
確認方法
1)
下記の計算式で絞り誤差を算出し,絞り誤差が規格値を満足していることを確認する。
絞り誤差
=
被検レンズの
G
の平均値
(b) -
マスターレンズの
G
の平均値
(a)
規格値:
絞り誤差
= -25 ~ 0
(
WIDE
端
: 70 mm
)
2)
絞り誤差が規格値を満足していない場合は,
「
4-2-2.
絞り径の調整」を行う。
4-2-2. 絞り径の調整
使用機器
•
ボンド
(B-10)
1.
調整方法
1)
後遮光筒を取り外す。
2)
プリセットレバーを動かして,プリセットリングを絞り開放当たり位置で固定する。
プリセットレバー
絞り開放位置
後遮光筒
信号基板
Fig.
4-2-8
3)
ねじ
2
本を僅かにゆるめて左右に動かすことにより,プリセットリングの作動レバーも左右に動く状態にする。
4)
後玉側から光源を覗いてねじ
2
本を左右に動かし,絞り羽根が隣接枠へ完全に隠れ始める位置でねじ
2
本を締め付ける。
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
ねじ(2本)
Fig.
4-2-9
5)
「
4-2-1.
絞り径の確認」を行い,絞り誤差が規格値を満足するまで手順
1)
∼
4)
を繰り返す。
6)
調整終了後,手順
4)
で締め付けたねじ
2
本にボンド
(B-10)
を塗布する。
4-3.
光軸の確認/調整
フランジバック
(f F)
測定器の設定
使用機器
•
1000 mm
コリメータ
•
フランジバック測定器
• A
マウントアタッチメント
•
フランジバックゲージ(
43.50 mm
)
1.
準備
1)
測定器を
Fig. 4-3-1
のように設定する。
フランジバックゲージ(43.50 mm)
Aマウントアタッチメント
対物レンズ(10x)
ダイヤルゲージ
(最小目盛り: 0.01 mm)
目盛りリング
接眼レンズ(7x)
視度調節リング
Fig.
4-3-1
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