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4-2
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
4-1-2. 確認/調整順序
球面収差効き玉交換では,下記の順番で交換してください。
(Note)
球面収差改善時の効き玉
(1)
まず不良があった場合は
1
を交換する。
(2)
それでも改善しない場合は
2
を交換する。
2
2
群レンズ部組
(A-1969-097-A)
1
1
群レンズ部組
(A-1943-051-A)
光学系
絞り径の確認
4-2-1
項
OK
OK
OK
OK
OK
OK
OK
NG
NG
NG
OK
NG
OK
OK
NG
NG
NG
NG
NG
NG
光軸の確認
4-3-1
項
投影解像力の確認
4-4-1
項
フランジバック(f'F)
の確認
4-5-1
項
合焦性誤差量確認
4-6
項
絞り径の調整
4-2-2
項
フランジバック(f'F)の調整
4-5-2
項
光軸の調整
4-3-2
項
投影解像力の調整 (片ボケ調整)
4-4-2
項
調整部品:
2
2
群レンズ部組(位置調整)
完成調整/検査
4-10
項
MR
検査
4-10-3
項
球面収差
効き玉の交換
(Note)
超音波モーター
高さ確認
4-8
項
駆動系 + 完成検査
フォーカスブラシ
位置の確認
4-7
項
MR
調整
4-10-3
項
超音波モーター
高さ調整
4-8
項
フォーカスブラシ
位置の調整
4-7
項
合焦性誤差量調整
(⊿SB書込み)
4-10-4
項
END
4-3
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
2.
撮影画像の確認
注意
注意
:
撮影画像の確認は,
AE
マスターレンズで撮影した画像と被検レンズで撮影した画像の両方に対して行ってください。
1) Color Calculator 2
を立ち上げる。
Fig.
4-2-2
2)
ファイルメニューから,撮影画像を読み込む。
⇒
Fig. 4-2-3
3) Color Calculator 2
を以下のように設定する。
測定値表示(表示メニュー)
: RGB+L*a*b*
測定方法(表示メニュー)
:
Center Single Area
Fig.
4-2-4
色空間(設定メニュー)
: sRGB
Fig.
4-2-5
測定エリアサイズ(設定メニュー→オプション)
: 256
×
256 Pixels
Fig.
4-2-6
4-2.
絞り径の確認/調整
4-2-1. 絞り径の確認
使用機器
•
輝度箱
•
カメラ(
DSLR-A700
,
SLT-A37/A57/A58/A65/A77/A99
のいずれか)
•
AE
マスターレンズ
•
メモリーカード
•
パーソナルコンピュータ(
Color Calculator 2
がインストール済みのもの)
1.
準備
注意
:
被検レンズは完成状態で確認を行ってください。
1)
カメラにメモリーカードを挿入する。
2)
使用機器,カメラおよび
AE
マスターレンズを
Fig. 4-2-1
のように設定する。
輝度箱
輝度: EV12
輝度: EV12
カメラ
ISO: 100
撮影モード: Mモード
シャッタスピード: 1/125
絞り値: F5.6
フォーカスモード: MF
測光モード: 中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス: 白熱灯
D-R: OFF
ISO: 100
撮影モード: Mモード
シャッタスピード: 1/125
絞り値: F5.6
フォーカスモード: MF
測光モード: 中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス: 白熱灯
D-R: OFF
マスターレンズ,
または被検レンズ
フォーカス: ∞(無限)端
輝度面の中心を撮影する
Fig.
4-2-1
3)
以下の条件で撮影を行い,撮影画像を保存する。
注意
注意
:
輝度面の中心を,
AE
マスターレンズと被検レンズでそれぞれ
3
回ずつ撮影してください。
輝度箱の設定
:
輝度
:
EV12
レンズの設定
:
フォーカス
:
∞(無限)端
カメラの設定
:
ISO:
100
撮影モード
:
M
モード
シャッタスピード
:
1/125
絞り値
:
F5.6
フォーカスモード
:
MF
測光モード
:
中央重点平均測光
プリセットホワイトバランス
:
白熱灯
D-R:
OFF
4-4
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
4) Calculate
ボタンをクリックし,撮影画像の測定を行う。
5)
撮影画像の測定が終了したら,
G
の値を確認する。
マスターレンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (a)
とする
被検レンズで撮影した画像
3
点の
G
の平均値
: (b)
とする
G の値を確認する
Calculateボタン
Fig.
4-2-7
3.
確認方法
1)
下記の計算式で絞り誤差を算出し,絞り誤差が規格値を満足していることを確認する。
絞り誤差
=
被検レンズの
G
の平均値
(b) -
マスターレンズの
G
の平均値
(a)
規格値:
絞り誤差
= -20
∼
+5
2)
絞り誤差が規格値を満足していない場合は,
「
4-2-2.
絞り径の調整」を行う。
4-2-2. 絞り径の調整
使用機器
•
レンズ専用治具
•
レンズ専用治具チップ
A
•
ボンド(
B-10
)
調整方法
1)
レンズを分解,または組み立てて
Fig. 4-2-8
の状態にする。
1群レンズ部組
前飾り環
Fig.
4-2-8
2)
絞りカム板を固定しているボンドを剥がしてねじを緩める。
ボンドを剥がす
ボンドを剥がす
ボンドを剥がす
ボンドを剥がす
Fig. 4-2-9
3)
プリセットレバーを動かして,プリセットリングを開放当たり位置で固定する。
プリセットレバー
プリセットリングを開放
当たり位置で固定
当たり位置で固定
Fig.
4-2-10
4)
絞り羽根ユニットを動かし,絞り羽根ユニットが絞りカム板の内径にちょうど隠れるように調節して絞りカム板のねじを締める。
絞り羽根ユニット
絞りカム板
Fig.
4-2-11
4-5
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
5) Fig. 4-2-12
に示すねじにボンド(
B-10
)を塗布する。
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
ボンド(B-10)
を塗布
を塗布
Fig.
4-2-12
6)
レンズを完成状態まで組み立てる。
7)
「
4-2-1.
絞り径の確認」を行い,絞り誤差が規格値を満足するまで手順
1)
∼
4)
を繰り返す。
4-3.
光軸の確認/調整
フランジバック
(f F)
測定器の設定
使用機器
•
1000 mm
コリメータ
•
フランジバック測定器
• A
マウントアタッチメント
•
フランジバックゲージ(
43.50 mm
)
1.
準備
1)
測定器を
Fig. 4-3-1
のように設定する。
フランジバックゲージ(43.50 mm)
Aマウントアタッチメント
対物レンズ(10x)
ダイヤルゲージ
(最小目盛り: 0.01 mm)
目盛りリング
接眼レンズ(7x)
視度調節リング
Fig.
4-3-1
2)
フランジバック測定器の視度調節リングを回し,接眼レンズ内の十字線または目盛りがはっきりと見えるように調節する。
3)
フランジバックゲージ
(43.50 mm)
を
A
マウントアタッチメントに密着させ,保持する。
4)
フランジバック測定器のノブを回転させて,フランジバックゲージ
(43.50 mm)
の細かい線にピントを合わせる。
注意
:
必ず
Fig. 4-3-2
の矢印方向にピント合わせを行ってください。
ノブ
中心付近の細かい線にピントを合わせる
ピント合わせ方向
Fig.
4-3-2
5)
ダイヤルゲージの目盛りリングを回して,ダイヤルゲージの指針を
0
に合わせる。
注意
:
この位置がフランジバック値
(f F) = 43.50 mm
となります。
短針の位置を記憶しておいてください。
4-3-1. 光軸の確認
1)
フランジバック測定器に被検レンズを取り付け,
1000 mm
コリメータを設置する。
1000 mmコリメータ
被検レンズ
Fig.
4-3-3
2)
被検レンズのフォーカスリングを ∞(無限遠)指標または∞(無限遠)側の当たり に設定して顕微鏡を覗き,チャート像が中央に見える
ように光軸を合わせる。
ように光軸を合わせる。
3)
顕微鏡を覗きながらフランジバック測定器のノブを回転させ,ピントが合う位置で止める。
また,同時に光軸の見え方を確認する(
Fig. 4-3-4
参照)。
注意
:
図は一例を示しています。実際のチャートの見え方とは異なる場合があります。
最良の状態
センターブレおよびアス
フランジバック測定器のダイヤルを回して
ピント合わせを行うと,チャート像がずれる。
Fig.
4-3-4
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