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Model
DSC-RX1RM2 (serv.man2)
Pages
126
Size
13.4 MB
Type
PDF
Document
Service Manual
Brand
Device
Digital Camera / LEVEL2
File
dsc-rx1rm2-sm2.pdf
Date

Sony DSC-RX1RM2 (serv.man2) Service Manual ▷ View online

第 1 章
トラブルシューティング
1-1. 
自己診断機能
1-1-1. 
自己診断機能について
本機の動作に不具合が発生した場合,自己診断機能が働き,LCD 画面にアルファベット 1 文字と数字 4 桁
が表示され点滅します。この 5 文字の表示を自己診断コード表と対照して,対応者分類,不具合の生じたブ
ロックの分類および不具合の詳細を確認することができます。
過去に発生した不具合の履歴は Adjust Manual の DATA タブにある“Usage and Diag record”で確認するこ
とができます。
自己診断機能については取扱説明書にも掲載されています。
1-1-2. 
基板について
本機で使用している基板の主な機能は以下の通りです。
基板
機能
BT 基板
バッテリー
EC 基板
CLC 駆動,接眼センサー
FC 基板
リチウム電池,操作スイッチ
IS 基板
イメージャー,レンズ駆動
JK 基板
外部マイク入力,HDMI 入力,USB 入力
LC 基板
LCD 制御
MS 基板
PITCH/YAW 角速度センサー,ワイヤレス LAN モジュール,NFC モジュール
RL 基板
マルチインターフェースシュー
SY 基板
CPU,電源制御,加速度センサー,その他機能
VF 基板
EVF 制御
1-1-3. 
自己診断コード表
自己診断コード
症状/状態
対応/方法
ブロック
機能
詳細
コード
C
1 3
0 1
フォーマットしていないメモ
リーカードを入れた。またはメ
モリーカードが壊れている。
メモリーカードをフォーマットする。
新しいメモリーカードに交換する。
C
3 2
0 1
ハードウェアトラブルを検出
した
電源を入れ直す。
E
4 1
0 0
ワイヤレス LAN モジュール,ま
たは CPU の異常
CPU - ワイヤレス LAN モジュール周辺回路の異常が
考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
E
4 1
0 1
ネットワーク制御デバイスの
異常
電源を入れ直す。
E
6 1
0 0
フォーカスが合いにくい
(フォーカスの初期化ができな
い)
電源を入れ直す。復帰しない場合,レンズブロックの
フォーカス制御系信号の異常が考えられる。
症状がレンズ・基板のどちらに起因するか確認し不
具合があるものを交換する。
次へ続く
DSC-RX1RM2
1-1
自己診断コード
症状/状態
対応/方法
ブロック
機能
詳細
コード
E
6 1
1 0 
*1
ズーム動作の異常 (ズームレン
ズの初期化ができない)
電源を入れ直す。復帰しない場合,ズームレバーを操
作して以下の確認をする。
• ズーム動作をした場合,レンズブロックのズー
ム制御系信号の異常が考えられる。
• ズーム動作をしなかった場合,ズームモータ駆
動回路の異常が考えられる。
症状がレンズ・基板のどちらに起因するか確認し不
具合があるものを交換する。
E
6 1
3 0
ステッパ IRIS イニシャル時リ
セット位置検出異常
電源を入れてレンズバリアが開いている状態で,バッ
テリまたは電源ケーブルをはずして付け直す。その
際,レンズ内のアイリス羽根が動作していることを確
認する。
アイリス羽根が動作してない場合は,レンズ駆動ブ
ロックのアイリスモータ駆動回路を確認する。アイリ
ス羽根が動作する場合は,アイリス羽根が完全に閉じ
きることを確認し,以下の内容を確認する。
• アイリス羽根を正常に閉じることができない場
合レンズブロックを交換する。
• アイリス羽根は正常に閉じているが,E:61:30 が
出る場合レンズブロックとの通信ができている
かを確認する。
• 正常に画面が出ていない場合,イメージャ基板
とメイン基板の間の接続を確認する。
• 正常に画面が出ている場合,レンズブロックを
交換する。
E
6 2
0 2
手振れ補正用 IC の異常
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ上記回路を有する基板を交換する。
E
6 2
1 0 
*1
シフトレンズ初期化異常
レンズブロックを交換する。
エラーが再度発生する場合は,手振れ補正回路の異常
が考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
E
6 2
1 1 
*1
シフトレンズオーバーヒート
(PITCH)
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ症状がレンズ・基板のどちらに起因す
るか確認し不具合があるものを交換する。
E
6 2
1 2 
*1
シフトレンズオーバーヒート
(YAW)
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ症状がレンズ・基板のどちらに起因す
るか確認し不具合があるものを交換する。
E
6 2
2 0
サーミスタの異常
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ症状がレンズ・基板のどちらに起因す
るか確認し不具合があるものを交換する。
E
9 1
0 1 
*1
フラッシュの充電異常
フラッシュユニットを点検または交換する。
E
9 2
0 0
バッテリ/乾電池判別不良
電源を入れ直す。
E
9 4
0 0 
*1
内蔵メモリーの書込み/消去動作
不良
電源を入れ直す。
E
9 5
0 0 
*1
GPS ハード異常
GPS の信号線の接続を確認する。
異常がなければ上記回路を有する基板を交換する。
E
9 5
0 1
加速度センサハードウェア異常
電源を入れ直す。復帰しない場合,加速度センサ周辺
回路の異常が考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
E
9 5
0 2 
*1
地磁気センサハードウェア異常
(GPS ハードウェア異常)
地磁気センサ周辺回路の異常が考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
*1:
このコードの機能は本機には実装されていません。
DSC-RX1RM2
1-2
第 2 章
サービスノート
2-1. 
作業時の注意
2-1-1. 
フレキシブル基板
• フレキシブル基板の導電面に汚れやごみなどがないことを確認してください。
• フレキシブル基板の導電面を素手で触れないようにしてください。
• フレキシブル基板は,コネクターの奥までまっすぐに差し込んでください。
OK
(奥までまっすぐに差し込んである)
NG
(斜めに差し込んである)
NG
(差し込み不十分)
コネクター
コネクター
フレキシブル
基板
基準線
フレキシブル
基板
コネクター
コネクター
基準線
フレキシブル
基板
フレキシブル
基板
コネクター
コネクター
基準線
フレキシブル
基板
フレキシブル
基板
• コネクターの開閉部を開ける際,A 方向に開け過ぎないようにしてください。
開閉部
コネクター
フレキシブル基板
A
A
• コネクターの開閉部を閉じる際,フレキシブル基板を矢印 B 方向に押しながら,開閉部を均一に押し
てください。
開閉部
絶縁面
コネクター
フレキシブル基板
B
• フラットケーブルおよびフレキシブル基板の端子面に欠け,折れ等がないことを確認してください。
先端の剥がれたメッキ部はカットして
除去してください。
(メッキ破片がコネクター内に残って
いる場合もあるので注意してください)
• 金メッキされているフレキシブル基板には,強い負担をかけないでください。
2-1-2. 
細線ケーブル
• コネクターを取り外す際に,線材部(極細)を持って引っ張ると断線する恐れがありますので,絶対に
線材部(極細)を持って引っ張らないでください。
• 線材部(極細)を押さえながらコネクターを差し込むと,線材部(極細)が断線する恐れがありますの
で,絶対に線材部(極細)には負担をかけないでください。
DSC-RX1RM2
2-1
2-2. 
SY-1059 基板交換時の注意
補修用基板には機種固有の情報が記録されていないため,下記のデータを書き込む必要があります。
注意
Adjust Manual 内の DATA タブにある“ADJUSTMENT DATA BACKUP”の [LOAD AND WRITE] 機能は,セッ
トのすべてのデータを上書きするので,下記の作業を行う前に実施してください。
2-2-1. 
仕向データ
補修用基板に書き込まれている仕向のデータは交換前の基板に書き込まれている仕向の設定と異なってい
る場合があります。
補修用基板に交換した場合は,必ず仕向の設定を行ってください。
仕向設定方法:
Adjust Station から Adjust Manual を起動し,ADJUST タブにある“Destination data write”を実施して
ください。
2-2-2. 
リストアデータ
補修用基板に交換する場合は,必ず事前に交換前の基板からデータを抽出してください。
データの抽出方法:
Adjust Station から Adjust Manual を起動し,DATA タブにある“RESTORE DATA”を実施してください。
2-2-3. 
USB シリアルナンバーとプロダクト ID について
本機は,1 台ごとに異なる固有の ID(USB シリアルナンバー)と機種固有の ID(プロダクト ID)が基板に書
き込まれた後に出荷されています。
新品の補修用基板には,これらの ID が書き込まれていないため,基板を交換した場合は,必ず交換した新
品の補修用基板に ID を書き込んでください。
ID の書き込み方法:
Adjust Station から Adjust Manual を起動し,ADJUST タブにある“PRODUCT ID & USB SERIAL No.
INPUT”を実施してください。
2-2-4. 
MAC アドレスの更新
Wi-Fi 搭載基板を交換した場合,または,メイン IC (CPU) が搭載されている基板を交換した場合は,MAC
アドレスを更新する必要があります。
MAC アドレス更新方法:
注意
下記の操作は全ての作業を実施した後に行ってください。
1. Adjust Station から Adjust Manual を起動し,ADJUST タブにある“Wireless LAN Setting (MAC
Address)”を実施する。
2. 本機を操作し,SSID・PW リセットを行う。
DSC-RX1RM2
2-2
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