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Model
DSLR-A300X DSLR-A350X SAL55200
Pages
111
Size
3.53 MB
Type
PDF
Document
Service Manual
Brand
Device
Digital Camera
File
dslr-a300x-dslr-a350x-sal55200.pdf
Date

Sony DSLR-A300X / DSLR-A350X / SAL55200 Service Manual ▷ View online

4-25
SAL55200 (DT 4-5.6/55-200) (DT 55-200mm F4-5.6)
2. 投影解像力(像面湾曲)調整
投影解像力を確認し,周辺に対し中心のピント位置が前または後にあるかを確認および調整をする。
1) レンズの焦点距離を 200mm にセットし,周辺“y'= 9”が最高解像力になるようにピントを合わせる。
2) 中心“y'= 0”の最高解像力がどこにあるか(投影面に対してどの程度,前方または後方か)を確認する。
(1) 中心に対して周辺が後ろにある場合 , G10-11 調整ワッシャー(微調整)を引く。
(2) 中心に対して周辺が前にある場合 , G10-11 調整ワッシャー(微調整)を足す。
部品コード
部品名
厚さ(mm)
3-279-372-01
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.05
3-279-372-11
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.03
3-279-372-21
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.02
3-279-372-31
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.10
3-279-372-41
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.15
Table 4-4-4
3) 投影解像力の規格値を満足するまで , 確認/調整を繰り返す。
注意:
この調整を行ったときは , 「4-6. 像点移動量(絞り(球面収差量))の確認/調整」を行ってください。
4-26
SAL55200 (DT 4-5.6/55-200) (DT 55-200mm F4-5.6)
4-5.
像点移動量/フランジバック(f
F)の確認/調整
4-5-1. 像点移動量/フランジバック(f
F)の確認
使用機器
・1000 mm コリメータ
・フランジバック測定器
・A マウントアタッチメント
・フランジバックゲージ(43.50mm)
1. 準備
「4-3-1. 光軸の確認/調整」の「1. 準備」を実行する。
2. 像点移動量/フランジバック(f'F)確認
1) フランジバック測定器のノブを回転させて“44.56mm”にセットする。
2) ズームを Tele 端に設定し,フォーカスリングを回転させピントを合わせる。
3)
各焦点距離でフランジバック値(f'F)を読み取り,Table 4-5-1 の規格値が満足していることを確認する。
注意:
フォーカスリングは回さないでください。
被検レンズのフランジバック値(f'F) = (フランジバックゲージの値) + (短針回転数) + (長針目盛り)
規格値
焦点距離 f (mm)
200
135
100
85
70
55
f'F の許容値 (mm)
上限値
+0.03
+0.15
+0.14
+0.14
+0.14
+0.14
基準: 44.56 mm
下限値
-0.03
-0.15
-0.14
-0.14
-0.14
-0.05
Table 4-5-1
4)
被検レンズのフランジバック値(f'F)がTable 4-5-1の規格値を満足していない場合は,
「4-5-2.像点移動量/フランジバッ
ク値(f'F)の調整」を行う。
Ver. 1.2  2008.11
Ver.1.1からの変更部分は
青色で記載されています。
4-27
SAL55200 (DT 4-5.6/55-200) (DT 55-200mm F4-5.6)
4-5-2. 像点移動量/フランジバック(f'F)の調整
使用機器
・1000 mm コリメータ
・フランジバック測定器
・A マウントアタッチメント
・フランジバックゲージ(43.50mm)
1. 準備
「4-5-1. フランジバック (f'F)の確認」を行い,被検レンズのフランジバック(f'F)が,Table 4-5-1. の規格値を満足してい
ないことを確認する。
2. 調整方法
1) 1000 mm コリメータを“44.56mm”にセットする。
2) ズームを Tele 端(f=200mm)に設定し,フォーカスリングを回してピントを合わせる。
3) ズームを Wide 端(f=55mm)に設定し,フランジバック測定器にてピントを合わせる。
4) このときのフランジバック値を読み取り,以下の計算式でバック調整ワッシャー量を求める。
バック調整ワッシャー量(t) (mm) = (手順 3)の時のフランジバック値(f'F)) - 44.56
5) 手順 4)の結果に応じて,バック調整ワッシャーの厚みを調整する。
注意:
バック調整ワッシャーの厚みは,マイクロメータで測定してください。
・バック調整ワッシャー量(t)が負(-)の場合:
バック調整ワッシャーを t の値分薄くする。
・バック調整ワッシャー量(t)が正(+)の場合:
バック調整ワッシャーを t の値分厚くする。
バック調整ワッシャー
部品コード
部品名
厚さ(mm)
3-277-057-01
バック調整ワッシャー
0.50
3-277-057-11
バック調整ワッシャー
0.30
3-277-057-21
バック調整ワッシャー
0.10
3-277-057-31
バック調整ワッシャー
0.05
3-277-057-41
バック調整ワッシャー
0.04
3-277-057-51
バック調整ワッシャー
0.03
3-277-057-61
バック調整ワッシャー
0.20
Table 4-5-2
4-28
SAL55200 (DT 4-5.6/55-200) (DT 55-200mm F4-5.6)
Fig.4-5-1
6) ズームを Tele 端に,フォーカスを∞端の当たりに設定する。
7) フランジバック調整器にてピントを合わせる。
8) このときのフランジバック値を読み取り,以下の計算式で 1 群調整ワッシャーのシフト量(t)を求める。
1 群調整ワッシャーのシフト量(t) (mm) = (手順 7)の時のフランジバック値(f'F) - 46.12) / 3.47
9) 手順 8)の結果に応じて,1 群調整ワッシャーの厚みを調整する。
注意:
1群調整ワッシャーの厚みは, マイクロメータで測定してください。
1 群調整ワッシャー量(t)が負(-)の場合: 1 群調整ワッシャーを t の値分薄くする。
1 群調整ワッシャー量(t)が正(+)の場合: 1 群調整ワッシャーを t の値分厚くする。
1 群調整ワッシャー
部品コード
部品名
厚さ(mm)
3-277-015-01
1 群調整ワッシャー
0.80
3-277-015-11
1 群調整ワッシャー
0.50
3-277-015-21
1 群調整ワッシャー
0.30
3-277-015-31
1 群調整ワッシャー
0.10
3-277-015-41
1 群調整ワッシャー
0.08
3-277-015-51
1 群調整ワッシャー
0.07
3-277-015-61
1 群調整ワッシャー
0.05
Table 4-5-3
マウント組立
後遮光板
バック調整ワッシャー
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