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Model
DSC-WX500
Pages
98
Size
6.7 MB
Type
PDF
Document
Service Manual
Brand
Device
Digital Camera
File
dsc-wx500.pdf
Date

Sony DSC-WX500 Service Manual ▷ View online

第 1 章
トラブルシューティング
1-1. 
自己診断機能
1-1-1. 
自己診断機能について
本機の動作に不具合が発生した場合,自己診断機能が働き,LCD 画面にアルファベット 1 文字と数字 4 桁
が表示され点滅します。この 5 文字の表示を自己診断コード表と対照して,対応者分類,不具合の生じたブ
ロックの分類および不具合の詳細を確認することができます。
過去に発生した不具合の履歴は Adjust Manual の DATA タブにある“Usage and Diag record”で確認するこ
とができます。
自己診断機能については取扱説明書にも掲載されています。
1-1-2. 
基板について
本機で使用している基板の主な機能は以下の通りです。
基板
機能
CD 基板
イメージャー
BT 基板
バッテリー
LC 基板
LCD
RL 基板
ROLL 角速度センサー
ST 基板
フラッシュ制御
SY 基板
CPU,電源制御,レンズ駆動 ,PITCH/YAW 角速度センサー,その他機能
1-1-3. 
自己診断コード表
自己診断コード
症状/状態
対応/方法
ブロック
機能
詳細
コード
C
1 3
0 1
フォーマットしていないメモ
リーカードを入れた。またはメ
モリーカードが壊れている。
メモリーカードをフォーマットする。
新しいメモリーカードに交換する。
C
3 2
0 1
ハードウェアトラブルを検出
した
電源を入れ直す。
E
4 1
0 0
ワイヤレス LAN モジュール,ま
たは CPU の異常
CPU - ワイヤレス LAN モジュール周辺回路の異常が
考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
E
4 1
0 1
ネットワーク制御デバイスの
異常
電源を入れ直す。
E
6 1
0 0
フォーカスが合いにくい
(フォーカスの初期化ができな
い)
電源を入れ直す。復帰しない場合,レンズブロックの
フォーカス制御系信号の異常が考えられる。
症状がレンズ・基板のどちらに起因するか確認し不
具合があるものを交換する。
E
6 1
1 0
ズーム動作の異常 (ズームレン
ズの初期化ができない)
電源を入れ直す。復帰しない場合,ズームレバーを操
作して以下の確認をする。
• ズーム動作をした場合,レンズブロックのズー
ム制御系信号の異常が考えられる。
• ズーム動作をしなかった場合,ズームモータ駆
動回路の異常が考えられる。
症状がレンズ・基板のどちらに起因するか確認し不
具合があるものを交換する。
次へ続く
DSC-WX500
1-1
自己診断コード
症状/状態
対応/方法
ブロック
機能
詳細
コード
E
6 1
3 0
ステッパ IRIS イニシャル時リ
セット位置検出異常
電源を入れてレンズバリアが開いている状態で,バッ
テリまたは電源ケーブルをはずして付け直す。その
際,レンズ内のアイリス羽根が動作していることを確
認する。
アイリス羽根が動作してない場合は,レンズ駆動ブ
ロックのアイリスモータ駆動回路を確認する。アイリ
ス羽根が動作する場合は,アイリス羽根が完全に閉じ
きることを確認し,以下の内容を確認する。
• アイリス羽根を正常に閉じることができない場
合レンズブロックを交換する。
• アイリス羽根は正常に閉じているが,E:61:30 が
出る場合レンズブロックとの通信ができている
かを確認する。
• 正常に画面が出ていない場合,イメージャ基板
とメイン基板の間の接続を確認する。
• 正常に画面が出ている場合,レンズブロックを
交換する。
E
6 2
0 2
手振れ補正用 IC の異常
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ上記回路を有する基板を交換する。
E
6 2
1 0
シフトレンズ初期化異常
レンズブロックを交換する。 
*1
エラーが再度発生する場合は,手振れ補正回路の異常
が考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
E
6 2
1 1
シフトレンズオーバーヒート
(PITCH)
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ症状がレンズ・基板のどちらに起因す
るか確認し不具合があるものを交換する。
E
6 2
1 2
シフトレンズオーバーヒート
(YAW)
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ症状がレンズ・基板のどちらに起因す
るか確認し不具合があるものを交換する。
E
6 2
2 0
サーミスタの異常
CPU - 手振れ補正 IC - PITCH/YAW ドライブ間の信号
線の接続を確認する。
異常なければ症状がレンズ・基板のどちらに起因す
るか確認し不具合があるものを交換する。
E
9 1
0 1
フラッシュの充電異常
フラッシュユニットを点検または交換する。
*2
E
9 2
0 0
バッテリ/乾電池判別不良
電源を入れ直す。
E
9 4
0 0
内蔵メモリーの書込み/消去動作
不良
内蔵メモリー (CPU) の異常が考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
E
9 5
0 0 
*3
GPS ハード異常
GPS の信号線の接続を確認する。
異常がなければ上記回路を有する基板を交換する。
E
9 5
0 1 
*3
加速度センサハードウェア異常
加速度センサ回路の異常が考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
E
9 5
0 2 
*3
地磁気センサハードウェア異常
(GPS ハードウェア異常)
地磁気センサ周辺回路の異常が考えられる。
上記回路を有する基板を交換する。
*1:
レンズブロックを交換した場合は,Adjust Station から Adjust Manual を起動させて必要な調整項目を実施してください。調整後は
手振れ補正 ON の状態にして,手持ち動作で手振れ補正が適切に動作していることを確認してください。
*2:
確認後は,必ず
「1-2. フラッシュエラーの解除方法」
を行って下さい。
*3:
このコードの機能は本機には実装されていません。
DSC-WX500
1-2
1-2. 
フラッシュエラーの解除方法
1-2-1. 
E:91:01 フラッシュエラー
本機はフラッシュエラー(自己診断コード E:91:01)が発生した場合,高電圧による異常を防止するため
に自動的にフラッシュ充電および発光禁止の設定に切り替わります。
フラッシュエラー発生後はエラーの解除を行う必要があります。
フラッシュエラーの解除方法:
Flash Error Repair Tool Ver_[].[].exe を使用してフラッシュエラーを解除してください。
DSC-WX500
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