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Model
SAL2470Z
Pages
127
Size
7.28 MB
Type
PDF
Document
Service Manual
Brand
Device
Digital Camera
File
sal2470z.pdf
Date

Sony SAL2470Z Service Manual ▷ View online

4-21
SAL2470Z (Vario-Sonnar 2.8/24-70 ZA) (Vario-Sonnar T
*
 24-70mm F2.8 ZA SSM)
2. 光軸の確認 / 調整
1) フランジバック測定器に被検レンズを取り付け,1000 mm コリメータを設置する。
注意:
被検レンズ(SAL2470Z)をフランジバック測定器に取り付ける場合,後ろ遮光筒を取り外してください。
Fig.4-3-3
2) 被検レンズのフォーカスリングを∞(無限遠)側の当たりに設定して顕微鏡を覗き,チャート像が中央に見えるように光軸
を合わせる。
3) 顕微鏡を覗きながらフランジバック測定器のノブを回転させ,
ピントが合う位置(チャート像周辺の緑色と赤色の割合が同
量になる位置*)で止める。
*: チャート像の色が緑から赤に変化する位置で,チャート像のボケが最も少ない位置。
また,同時に光軸の見えを確認する。
(Fig.4-3-4 参照)
注意:
図は一例を示しています。実際のチャートの見え方とは異なる場合があります。
Fig.4-3-4
4) 光軸の見えが極端に悪い場合は,4 群部組を回転させて調節する。
最良の状態 
センターブレおよびアス 
 フランジバック測定器のダイヤルを回して 
 ピント合わせを行うと,チャート像がずれる。 
1000 mmコリメータ 
被検レンズ 
4-22
SAL2470Z (Vario-Sonnar 2.8/24-70 ZA) (Vario-Sonnar T
*
 24-70mm F2.8 ZA SSM)
4-4.
投影解像力の確認/調整
4-4-1. 投影解像力の確認
使用機器
・レンズ投影器およびスライダック(出力電圧: AC 100 V)
注意:
レンズ投影器は,スライダック(出力電圧: AC 100 V)を接続して使用してください。
・A マウントアタッチメント
・スクリーン(アートポスト紙)
・巻尺
・平面ミラー(SLR 用等)
1. 準備
注意:
被検レンズの投影解像力は,以下の焦点距離および投影距離で確認します。
f (mm)
投影距離(m)
24
1.09
35
1.50
50
2.07
70
2.76
Table 4-4-1
1) 下記手順(1)∼(3)を行い,確認する焦点距離に応じてレンズ投影器内部のレンズを組み合わせる。
(1) レンズ投影器の蓋を開く。
(2) 左右の固定テコを引っ張りながら回転させる。
(3) レンズを取り外す,または取り付ける。
注意:
取り付ける位置や向きを間違えないように注意してください。
Fig.4-4-1
レンズ投影器
焦点距離(f)によるレンズの組み合わせ
レンズ
固定テコ
固定テコ
f=18∼35 mm
f=35∼100 mm
f=100∼200 mm
f=200∼300 mm
熱吸収フィルタ
4-23
SAL2470Z (Vario-Sonnar 2.8/24-70 ZA) (Vario-Sonnar T
*
 24-70mm F2.8 ZA SSM)
2) 被検レンズをレンズ投影器に取り付け,使用機器を Fig.4-4-2 のように設定する。
注意:
被検レンズ(SAL2470Z)をレンズ投影器に取り付ける場合,後ろ遮光筒を取り外してください。
3) レンズ投影器のファンスイッチを ON にした後で,ランプスイッチを ON にする。
Fig.4-4-2
4) 被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像(y'= 0)がはっきりと見えるようにピントを合わせ
る。
5) スクリーン上の中心投影像(y'= 0)に平面ミラーを重ね合わせ,反射光が被検レンズの中心を照らすようにレンズ投影器
の位置を調節する。
投影距離
レンズ投影器
チャート
ファンスイッチ
ランプスイッチ
平面ミラー
スクリーン
Aマウントアタッチメント
被検レンズ
F
L
4-24
SAL2470Z (Vario-Sonnar 2.8/24-70 ZA) (Vario-Sonnar T
*
 24-70mm F2.8 ZA SSM)
2. 確認方法
1) 被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像(y'= 0)が出来るだけ細かな線まで鮮明に見えるよ
うにピントを合わせる。
2) 中心投影像(y'= 0)の投影解像力本数(最高解像力)の数値(投影解像力本数)を読み取る。
Fig.4-4-3
3) スクリーン上の y'= 15 および y'= 18(いずれか 1 箇所)を見ながらレンズ投影器のマウント回転板を回転させ,投影解像
力が最も悪い(低い)ところで止める。
サジタル(S)像,
およびメリジオナル(M)像(3本の線)の明暗が確認可能な最も細かな線(解像限界)の数値(投影解像力本数)
を読み取る。
注意:
解像限界確認時は,偽解像に注意してください。
偽解像とは,解像力を越えた細かな線があたかも解像しているかのように黒/白の条線として見える現象です。
この場合,Fig.4-4-4 のように 3 本の条線の白黒が反転して 2 本または 4 本に見えることがありますので,解像限界
と混同しないように注意してください。
Fig.4-4-4
4) 被検レンズの焦点距離(ズーム)および投影距離を変更し,各焦点/投影距離での y'= 0,y'= 15 および y'= 18 の S 像お
よび M 像の投影解像力本数が Table 4-4-2 の規格値を満足していることを確認する。
規格値
f (mm)
投影距離 (m)
中心 (y’ = 0)
y’ = 15 (本 /mm)
y’ = 18 (本 /mm)
(本 /mm)
S
M
S
M
24
1.09
125 以上
50 以上
40 以上
40 以上
25 以上
35
1.50
125 以上
50 以上
32 以上
40 以上
25 以上
50
2.07
125 以上
50 以上
32 以上
40 以上
20 以上
70
2.76
125 以上
50 以上
40 以上
40 以上
25 以上
Table 4-4-2
正常
偽解像
S像
数値は解像力本数
M像
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