Sony SAL55200 Service Manual ▷ View online
4-14
SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
4-6.
像点移動量(絞り(球面収差量))の確認／調整
この項では，絞り値を変化させた時に起こるピント位置の変化量の確認／調整方法を記載しています。
使用機器（専用機器のみ記載）
･ 収差測定キャップ 55mm(SAL55200)
4-6-1. 像点移動量(絞り(球面収差量))の確認
1. 準備
1) 「LENS GENERAL ADJUSTMENT GUIDE 5. 像点移動量(絞り(球面収差量))の確認」を実行する。
2. 確認／調整方法
1) ズームを TELE 端（200mm）に，フォーカスをオーバー無限端にセットする。
2) 像点移動量（絞り（球面収差量）
）を確認し，以下の規格値を満足していることを確認する。
規格値 (TELE 端 200mm): -0.02 ∼＋ 0.18
3) 手順 2) の確認結果を元に , レンズ調整プログラムにて，
「4-9-3. ⊿ SB 確認／書き込み」を行う。
4-1-2. 調整手順
4-15
SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
4-7.
フォーカスブラシ位置の確認／調整
使用機器（専用機器のみ記載）
･ ボンド(B-10)
4-7-1. フォーカスブラシ位置の確認
完成検査治具
II
を使用し，レンズ調整プログラム（ActuatorCheckerSAM）の「フォーカス調整端探査」で確認する。
4-7-2. フォーカスブラシ位置の調整
1. 準備
1) 被検レンズを分解，または組み立てて Fig.4-7-1 の状態にする。
Fig.4-7-1
2) 図のように , メイン基板組立に F.ECD フレキ基板を接続する。
Fig.4-7-2
半完組立
フォーカスブラシ
メイン基板組立
F.ECDフレキ基板
4-16
SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
2. 調整方法
メイン基板組立のパターン間の導通 / 非導通をテスターで確認を行います。
1) フォーカスを無限端に設定する。
2) テスターで Fig.4-7-4 の確認ポイント②と③が“非導通”となるようにフォーカスブラシ位置を調整する。
Fig.4-7-3
Fig.4-7-4
3) フォーカスを無限端に保持し , テスターで以下の状態にあることを確認する。
手順（No.）
確認ポイント
確認事項（導通／非導通）
1
⑦と⑥
導通
2
⑦と⑤
導通
3
⑦と④
非導通
4
⑦と③
導通
5
⑦と②
非導通
6
⑦と①
非導通
Table 4-7-1
ボンド
(B-10)
を塗布
フォーカスブラシ
3 4
6
1
7
2
5
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SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
4) フォーカスを近端に保持し , テスターで以下の状態にあることを確認する。
手順（No.）
確認ポイント
確認事項（導通／非導通）
1
⑦と⑥
非導通
2
⑦と⑤
非導通
3
⑦と④
導通
4
⑦と③
導通
5
⑦と②
非導通
6
⑦と①
導通
Table 4-7-2
5) 手順 3), 4)で調整 NG のときは，フォーカスブラシの位置を左右に調整し，再度手順 1)から行う。
6) 調整終了後，ねじの頭部にボンド(B-10)を塗布する。
4-1-2. 調整手順
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