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Model
SAL55200
Pages
64
Size
1.37 MB
Type
PDF
Document
Service Manual
Brand
Device
Digital Camera / (SAL55200-2)
File
sal55200.pdf
Date

Sony SAL55200 Service Manual ▷ View online

4-10
SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
2. 投影解像力(像面湾曲)調整
投影解像力を確認する。中心部の投影焦点面に対して周辺部の投影焦点面が前方または後方のどちら側に位置しているか
を確認し,必要に応じて調整する。
1) レンズの焦点距離を 200mm にセットし,中心“y'= 0”が最高解像力になるようにピントを合わせる。
2) 周辺“y'= 9”の最高解像力がどこにあるか(中心部の投影焦点面に対してどの程度,前方または後方か)を確認する。
(1) 中心に対して周辺が後ろにある場合 , G10-11 間隔調整ワッシャー(微調整)を減らす。
(2) 中心に対して周辺が前にある場合 , G10-11 間隔調整ワッシャー(微調整)を増やす。
G10-11 調整ワッシャー
部品コード
部品名
厚さ(mm)
3-279-372-01
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.05
3-279-372-11
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.03
3-279-372-21
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.02
3-279-372-31
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.10
3-279-372-41
G10-11 間隔調整ワッシャー
0.15
Table 4-4-3
Fig.4-4-2
3) 投影解像力の規格値を満足するまで,確認/調整を繰り返す。
注意:
この調整を行ったときは,
「4-6. 像点移動量(絞り(球面収差量))の確認/調整」を行ってください。
後遮光筒
G11-13
レンズ枠組立
G10-11
間隔調整ワッシャー
A
A
4-1-2. 調整手順
4-11
SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
4-5.
像点移動量(焦点距離)/フランジバック(fF)の確認/調整
この項では , ズーミングで焦点距離を変化させた時に起こるピント位置の変化量の確認/調整方法を記載しています。
使用機器
・ 1000 mm コリメータ
・ フランジバック測定器
・ A マウントアタッチメント
・ フランジバックゲージ(43.50mm)
4-5-1. 像点移動量(焦点距離)/フランジバック(fF)の確認
1. 準備
1) 「LENS GENERAL ADJUSTMENT GUIDE 3. フランジバック(f'F)および光軸の確認」を実行する。
2. 像点移動量(焦点距離)の確認
1) ズームを TELE 端にセットする。
2) フランジバック測定器のノブを回転させて“44.56mm”にセットする。
3) フォーカスリングを近端から回転させて , ピントを合わせる。
4) ズームを TELE → WIDE,WIDE → TELE に回して,各焦点距離において規格値を満足していることを確認する。
注意:
フォーカスリングは回さないでください。
規格値
焦点距離 f (mm)
フランジバック値 f’F (mm)
200
44.56 ( ± 0.15) (44.41 ∼ 44.71)
135
100
44.56 ( ± 0.14) (44.42 ∼ 44.70)
70
55
44.56 ( +0.14, -0.05) (44.51 ∼ 44.70)
Table 4-5-1
5) 被検レンズのフランジバック値(f’F)が Table 4-5-1 の規格値を満足していない場合は,
「4-5-2. 像点移動量(焦点距離)
/フランジバック値(f’F)の調整」を行う。
3. フランジバック(fF)の確認
1) ズームを TELE 端,フォーカスをオーバー無限端にして,規格値を満足していることを確認する。
規格値(オーバー無限端)
焦点距離 f (mm)
フランジバック値 f’F (mm)
200
46.12 ( ± 0.2) ( 45.92 ∼ 46.32)
Table 4-5-2
2) 被検レンズのフランジバック値(f’F)が Table 4-5-2 の規格値を満足していない場合は,
「4-5-2. 像点移動量(焦点距離)/
フランジバック(f’F)の調整」を行う。
4-1-2. 調整手順
4-12
SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
4-5-2. 像点移動量(焦点距離)/フランジバック(fF)の調整
1. 準備
「4-5-1. 像点移動量(焦点距離)/フランジバック (f’F)の確認」を行い,被検レンズのフランジバック(f’F)が,Table 4-5-
1. の規格値を満足していないことを確認する。
2. 調整方法
1) フランジバック測定器のノブを回転させて“44.56mm”にセットする。
2) ズームを TELE 端(200mm)にセットし , フォーカスリング近側から回転させてピントを合わせる。
3) ズームを WIDE 端(55mm)にセットし , フランジバック測定器のノブを回転させてピントを合わせる。
4) フランジバック測定器のノブを回転させてピントを合わせ , フランジバック値を読み取る。
(読み値:a)
5) 手順 4)の結果に応じて , 以下の計算式でバック調整ワッシャーの増減量を求める。
(バック調整ワッシャーの増減量:x)
x = a - 44.56
x: バック調整ワッシャーの増減量
a: WIDE 端(55mm), 上記条件でのフランジバック値
・ バック調整ワッシャーの増減量(x)が負(-)の値の場合: バック調整ワッシャーの厚みを減らす。
・ バック調整ワッシャーの増減量(x)が正(+)の値の場合: バック調整ワッシャーの厚みを増やす。
6) 手順 5)の結果に応じて,バック調整ワッシャーの厚みを調整する。
注意:
バック調整ワッシャーの厚みは,
 マイクロメータで測定してください。
バック調整ワッシャー
部品コード
部品名
厚さ(mm)
3-277-057-01
バック調整ワッシャー
0.50
3-277-057-11
バック調整ワッシャー
0.30
3-277-057-21
バック調整ワッシャー
0.10
3-277-057-31
バック調整ワッシャー
0.05
3-277-057-41
バック調整ワッシャー
0.04
3-277-057-51
バック調整ワッシャー
0.03
3-277-057-61
バック調整ワッシャー
0.20
Table 4-5-3
Fig.4-5-1
マウント組立
後遮光筒
バック調整ワッシャー
4-13
SAL55200-2 (DT 4-5.6/55-200 SAM) (DT 55-200mm F4-5.6 SAM)
7) ズームを TELE 端に,フォーカスをオーバー無限端に設定する。
8) フランジバック測定器のノブを回転させてピントを合わせ , フランジバック値を読み取る。
(読み値:b)
9) 手順 8)の結果に応じて , 以下の計算式で 1 群調整ワッシャーの増減量を求める。
(1 群調整ワッシャーの増減量:y)
y = (b - 46.12)/3.47
y: 1 群調整ワッシャーの増減量
b: TELE 端(200mm), オーバー無限端のフランジバック値
10) 手順 9)の結果に応じて,1 群調整ワッシャーの厚みを調整する。
注意:
1群調整ワッシャーの厚みは, マイクロメータで測定してください。
1 群レンズ組立はレンズ専用治具(J-6082-609-A)およびレンズ専用治具チップ A(J-6082-609-1)を使用して ,
取り外し取り付けを行ってください。
・ 1 群調整ワッシャーの増減量(y)が負(-)の場合: 1 群調整ワッシャーの厚みを減らす。
・ 1 群調整ワッシャーの増減量(y)が正(+)の場合: 1 群調整ワッシャーの厚みを増やす。
1 群調整ワッシャー
部品コード
部品名
厚さ(mm)
3-277-015-11
1 群調整ワッシャー
0.50
3-277-015-21
1 群調整ワッシャー
0.30
3-277-015-31
1 群調整ワッシャー
0.10
3-277-015-41
1 群調整ワッシャー
0.08
3-277-015-51
1 群調整ワッシャー
0.07
3-277-015-61
1 群調整ワッシャー
0.05
Table 4-5-4
Fig.4-5-2
11) 規格が満足するまで,手順 1)∼ 10)を繰り返す。
12)「4-5-1. 像点移動量/フランジバック(f'F)の確認」を行う。
1
群レンズ組立
1
群調整ワッシャー
4-1-2. 調整手順
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