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SAL70400G (4-5.6/70-400 G SSM) (70-400mm F4-5.6 G SSM)
4-6.
像点移動量(絞り(球面収差量))の確認／調整
この項では，絞り値を変化させた時に起こるピント位置の変化量の確認／調整方法を記載しています。
使用機器
･ 1000 mm コリメータ
･ フランジバック測定器
･ A マウントアタッチメント
･ フランジバックゲージ(43.50mm)
･ 収差測定キャップ 77mm(70400) (TELE 用)
4-6-1. 像点移動量(絞り(球面収差量))の確認
1. 準備
1) 「LENS GENERAL ADJUSTMENT GUIDE 5. 像点移動量(絞り(球面収差量))の確認」を実行する。
2. 確認方法
1) TELE 端 (400mm)での像点移動量(絞り(球面収差量))を確認し，以下の規格値を満足していること。
規格値： - 0.17 ∼ +0.2
2) 被検レンズの像点移動量が規格値を満足していない場合は，
｢4-6-2. 像点移動量(絞り(球面収差量))の調整｣を行う。
4-6-2. 像点移動量(絞り(球面収差量))の調整
1. レンズ調整プログラムにて「⊿ SB の確認／書き込み」を行う。
(完成調整 / 検査 4-9-3. ⊿ SB 確認／書き込み参照)
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4-7.
ズームブラシ位置の確認／調整
使用機器
･ パーソナルコンピュータ
･ 完成検査冶具（AC100V 専用）
･ レンズ調整プログラム（ActuatorChecker1S）
1. 準備
1) 被検レンズを分解，または組み立てて Fig.4-7-1 の状態にする。
Fig.4-7-1
2) 使用機器と被検レンズを接続する。
(LENS GENERAL ADJUSTMENT GUIDE 1-2 項 Fig.1-2-2 参照)
3) レンズ調整プログラム(ActuatorChecker)を起動する。
4) 設定をクリックし，初期設定を行う。
(LENS GENERAL ADJUSTMENT GUIDE 1-3 項参照)
2. 確認／調整方法
1) ズームを TELE 端に設定する。
2) 図に示すようにブラシの位置を調整する。
注意 1:
Z エンコーダフレキ基板のパターン切り欠き A とブラシの接触部 B を合わせるように調整してください。
注意 2:
ズームブラシ調節後，ズーム当たり等ショックでの自重落下で位置がずれないように作業してください。
Fig.4-7-2
ズームラバー
絶縁シート
ポリエステル
テープ
テープ
穴塞ぎシート
ズームブラシカバー、
絶縁テープ
絶縁テープ
絶縁テープ
ズームブラシ
ズームブラシ
AとBの位置を合わせる
B
A
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3) ズーム調整端探査 をクリックする。
Fig.4-7-3
4) ズームブラシがズーム調整端上にある場合は，下記のポップアップウインドウが表示されるので，その位置でポリエステ
ルテープで固定する。
Fig.4-7-4
5) 再度 , TELE 端または WIDE 端にしてズーム調整端がずれていないことを確認する。
3. ズーム調整端探査にてエラー表示が出た場合
1) ズームが TELE 端にあるにもかかわらず , 下記のポップアップウインドウが表示される場合は，ブラシの先端が TELE 端
で A 部にくるように位置を調整し，ズーム調整端を見つける。
2) 再度，
「2. 確認／調整方法」を実行する。
Fig.4-7-5
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SAL70400G (4-5.6/70-400 G SSM) (70-400mm F4-5.6 G SSM)
4-8.
フォーカスブラシ位置の確認／調整
使用機器
･ ボンド（Ｂ -10）
1. 準備
1) 被検レンズを分解，または組み立てて Fig.4-8-1 の状態にする。
2) フォーカスを∞(無限)端に設定する。
Fig.4-8-1
2. 調整方法
1) フォーカスブラシを固定しているねじ 2 本を緩める。
2) 図に示すようにフォーカスブラシの位置を調整し，ねじで固定する。
注意:
Fエンコーダフレキ基板のパターン切り欠きAとフォーカスブラシの接触部Bを合わせるように調整してください。
3) 図に示すように，上から 2 番目のパターンと 3 番目のパターンの導通をテスターで確認する。
・A のパターンの切り欠きにブラシがあれば導通なし(調整:OK)
・A のパターンの切り欠きにブラシがなければ導通あり(調整:NG)
Fig.4-8-2
4) フォーカスを∞(無限)端から近端，近端から∞(無限)端に再度回転し，フォーカスブラシ位置を確認する。
5) 調整終了後，ねじの頭部にボンド(B-10)に塗布する。
フォーカスブラシ
導通を確認
B
A
ボンド (B-10)を塗布
フォーカスブラシ
AとBの位置を合わせる
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