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4-12
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
4-8.
超音波モーター高さ確認/調整
使用機器
• SSM
高さ調整治具
• SSM
高さ調整重り治具
• SSM
高さ調整測定治具
1.
準備
レンズ本体を半完成状態にし,
SSM
押さえ板とスプリング(モーター)を外した状態にする。
SSM
押さえ板
スプリング
(モーター)
(モーター)
Fig.
4-8-1
2.
確認方法
1)
板
(
加圧板
)
を当たりとして,
SSM
高さ調整治具および
SSM
高さ調整重り治具を取り付ける。
注意
:
SSM
高さ調整治具の溝をフォーカスストッパーピンに合わせて取り付けてください。
2) SSM
高さ調整重り治具の両側に下記の条件を満たすように重りを入れる。
(
Fig. 4-8-2
参照)
SSM
高さ調整治具
+ SSM
高さ調整重り治具
+
重り
= 1600g
3) SSM
高さ調整治具の上面の高さを測定し,測定結果を
0
点とする。
注意
:
測定ポイントは
SSM
高さ調整治具の中心付近で測定してください。
SSM
高さ調整測定治具
SSM
高さ調整治具
溝
フォーカスストッパーピン
SSM
高さ調整治具
ここに重りを入れる
(両側均等に入れること)
(両側均等に入れること)
SSM
高さ調整重り治具
Fig.
4-8-2
4)
次にフォーカスストッパーピンを当たりとして,
SSM
高さ調整治具を取り付け直す。
注意
:
取り付けた際に
SSM
高さ調整治具の下縁がフォーカスストッパーピンの上にあることを確認してください。
5) SSM
高さ調整治具の上面の高さを測定する。
SSM
高さ調整測定治具
SSM
高さ調整治具
SSM
高さ調整治具
フォーカスストッパーピン
溝
Fig.
4-8-3
4-13
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
3.
調整方法
1)
「
2.
確認方法」の測定結果から,以下の計算式より超音波モーター高さを求める。
測定結果
= A
X = A - (3.2 +
基板の下
3
桁に記載された値
)
• X
の値が負(
-
)の場合
: X
の値分
SSM
調整ワッシャーの厚みを減らす。
• X
の値が正(
+
)の場合
: X
の値分
SSM
調整ワッシャーの厚みを増やす。
規格値:
X
の値
-
ワッシャーの厚み合計
=
±
0.05 (mm)
以内
例
: A
の値が
4.35 mm
,基板の下
3
桁に記載された値が
088
の場合
4.35 - (3.2 + 0.88) = 0.27
よって
0.27 mm
相当の
SSM
調整ワッシャーの厚みを増やす。
200088
20
0088
板(加圧板),
SSM
SSM
押さえシート
SSM
調整ワッシャー
Fig.
4-8-4
SSM
調整ワッシャー
部品コード
厚み(
mm
)
4-462-388-01
0.1
4-462-388-11
0.188
Table 4-8-1
2) SSM
高さ調整測定治具および
SSM
高さ調整治具を取り外す。
3)
スプリング(モーター)の谷部をステ−タのフレキを避けて組み付ける。
4) SSM
押さえ板の切り欠きをフォーカスストッパーピンに合わせて
SSM
押さえ板を取り付ける。
注意
:
ステ−タ,ローター,シート(中)
(モーター),シート(下)
(モーター),スプリング(モーター)は同梱品をセットで使用してください。
5) SSM
押さえ板を反時計方向に約
30
°回す。
6)
フォーカスストッパーピン
, SSM
押さえ板
,
直進環を固定するようにボンド
(B-10)
を塗布する。
4-9.
レンズ調整プログラムの導入
4-9-1. レンズ調整プログラム(ActuatorCheckerSSM)の導入
使用機器
•
パーソナルコンピュータ
•
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)
•
完成検査治具Ⅱ
注意
1:
パーソナルコンピュータは
Windows Vista/7
が正常に動作し,
USB
接続が可能であること。
注意
2:
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)は各
HQ
から入手してください。
1.
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)の保存
1)
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)を解凍する。
2)
「
ACSSM-S-VerX.XX.exe
」を任意のフォルダに保存する。
注意
:
「
ACSSM-S-VerX.XX.exe
」のバージョンは更新されることがあります。
4-9-2. 完成検査治具Ⅱ接続およびレンズ調整プログラム(ActuatorCheckerSSM)の起動
注意
1:
この手順を実施する前に「
4-9-1.
レンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM
)の導入」が完了している事を確認してください。
注意
2:
完成検査を行う場合,レンズを横に倒した状態(立てた状態にしない)で行ってください。
使用機器
•
パーソナルコンピュータ
•
完成検査治具
II
注意:
コード類は付属されておりません。
• AC
コード(市販品)
• RS232C
ケーブル(
D-Sub9
ピン(オス・固定ねじ付き),
D-Sub9
ピン(メス・固定ねじ付き))ストレートタイプ(市販品)
• USB to
シリアルケーブル(
D-Sub9
ピン(オス))
(市販品)
• M-BOX-JIG (J-6082-722-A)
(完成検査治具(
J-6082-645-A
)に付属されているものでも使用可能)
•
レンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM.zip
)
1.
接続方法
使用機器および,被検査レンズを
Fig. 4-9-1
のように接続する。
注意
:
完成検査治具
II
を接続していない状態では,
「
ActuatorCheckerSSM
」は起動できません。
•
完成検査時
完成検査治具
II
ACコード
D-sub9ピン:オス
D-sub9ピン:メス
RS232Cケーブル
USB to シリアルケーブル
レンズ
Fig.
4-9-1
2.
レンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM
)の起動
1)
パーソナルコンピュータおよび完成検査治具
II
の電源を入れる。
2)
「
ACSSM-S-VerX.XX.exe
」を任意のフォルダより起動する。
注意:
•
初めて使用するときには,
下記の画面
(Fig. 4-9-2)
が表れます。
ログイン画面に現れる
Com/User Characteristic Number
と,パーソナルコンピュータのメーカーおよび型番から
,
パスワードを
HQ
に問い合わせる必要があります。
例
Com/User Characteristic Number
:
iYdDZfq9q
パーソナルコンピュータ
:
SONY PCV-RZ33P
•
一度ログインした
PC
では,以後パスワードの入力は不要となります。
(パスワード入力画面も表れません。)
•
パーソナルコンピュータもしくは完成検査治具
II
を変えた場合,
Com/User Characteristic Number
とパスワードが変わります。そのため,
起動時に再度パスワード入力画面からパスワードの入力が必要となります。
4-14
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
3)
パスワードを入力して
[OK [Ent]]
をクリックすると,
下記の画面
(Fig. 4-9-3)
が表示される。
Fig. 4-9-2
Fig. 4-9-3
4-9-3. レンズ調整プログラム(ActuatorCheckerSSM)の初期設定
1.
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.exe
)を起動する。
Fig.
4-9-4
2.
画面が日本語で表示された場合は
[
設定
]
ボタンを,画面が英語で表示された場合は
[SETUP]
をクリックする。
注意
:
起動時の画面は初回起動時,または前回の起動時の設定により異なります。
3. SETUP
ウインドウが表示されるので,以下の内容に設定する。
MODEL
今回調整を行う機種
Language
Japanese
State
Final
Table
4-9-1
4.
全ての項目が設定された事を確認し,
[Save]
をクリックする。
Fig.
4-9-5
5. [Finish]
をクリックして,
SETUP
ウィンドウを閉じる。
4-9-4. レンズ調整プログラム(ActuatorCheckerSSM)の検査手順について
検査の方法は,該当機種の検査をすべて連続して行う方法と,各項目の検査を
1
つずつ実施する方法があります。
検査をすべて連続して行う場合は,起動画面から
[START]
をクリックします。
検査を
1
つずつ実施する場合は,起動画面から各検査項目をクリックします。
4-10.
完成調整/検査(
ActuatorCheckerSSM
)
4-10-1. 準備
1)
使用機器と被検レンズを接続する。
(
4-9-2.
完成検査治具Ⅱの接続およびレンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM
)の起動を参
照)
2)
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.exe
)を起動する。
3) [
設定
]
をクリックし,初期設定を行う。
(
4-9-3.
レンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM
)の初期設定を参照)
注意
:
マルチシリアルウインドウが表示された場合は,以下のように対処してください。
Process
No.:
入力不要
Serial
No.:
マウント基板部組を交換した場合,シリアル番号を入力する
Fig.
4-10-1
4-15
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
4-10-2. 完成調整/検査項目
完成調整/検査項目は以下の手順で行ってください。
1.
調整/検査方法
1)
メイン画面の
[Start[Ent]]
をクリックする。
2) SSM
周波数入力画面が表示される。
超音波モーター(ステータ)のフレキに書かれた数値(上
3
桁)が表示されている事を確認する。
例:
フレキに記載された値が「
217
」である場合
217088
Fig.
4-10-2
3)
自動的に各調整項目が実行され,正常に終了すると
OK
が表示される。
Fig.
4-10-3
2.
調整/検査項目
1)
フォーカスパターン
(Motor)
検査
2)
駆動周波数
&
ゲイン調整
3)
フォーカス駆動検査
注意
:
[Start[Ent]]
をクリックした場合に,自動で実行されるのは上記の項目のみです。下記の項目は自動では実行されません。
4) MR
取り付け・波形検査(手動)
5) AF/MF
スイッチ検査
6) MR
波形測定
7)
⊿
SB
書き込み
8)
フォーカスホールドボタン検査
9) LVDD1
消費電流検査
10)
フォーカスエージング
11)
⊿
SB
初期値書き込み
12)
音鳴き検査
13)
フォーカス調整端探査
Fig.
4-10-4
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