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4-16
SAL18250 (3.5-6.3/18-250) (DT 18-250mm F3.5-6.3)
4) Calculate ボタンをクリックし,撮影画像の測定を行う。
5) 撮影画像の測定が終了したら,
“G”の値を確認する。
マスターレンズで撮影した画像 3 点の“G”の平均値: (a)とする
被検レンズで撮影した画像 3 点の“G”の平均値:
(b)とする
Fig.4-2-7
3. 確認方法
1) 下記の計算式で絞り誤差を算出し,絞り誤差が規格値を満足していることを確認する。
絞り誤差 = マスターレンズの“G”の平均値(a) - 被検レンズの“G”の平均値(b)
規格値
絞り誤差 = -30 ∼ +10(Wide 端: 18mm)
2) 絞り誤差が規格値を満足していない場合は,
「4-2-2. 絞り径調整」を行う。
Calculate ボタン
“G”の値を確認する
4-17
SAL18250 (3.5-6.3/18-250) (DT 18-250mm F3.5-6.3)
4-2-2. 絞り径調整
使用機器
・輝度箱
・カメラ DSLR-A100
・AE マスターレンズ
・CF カード(画像記録用)
・パーソナルコンピュータ
(Color Calculator 2 がインストール済みのもの)
・ ボンド(B-10)
1. 準備
1) 後遮光筒を取り外す。
Fig.4-2-8
2) ズームリングを Wide 端で固定する。
3) プリセットレバーを動かして,プリセットリングを開放当たり位置で固定する。
Fig.4-2-9
絞り解放位置
プリセットレバー
マウント組立
後遮光筒
メイン基板組立
(
コンタクト部
)
アーススプリング
4-18
SAL18250 (3.5-6.3/18-250) (DT 18-250mm F3.5-6.3)
2. 調整方法
1) ねじ 2 本を僅かにゆるめて左右に動かすことにより,プリセットリングの作動レバーも左右に動く状態にする。
2) 後玉側から光源を覗いてねじ 2 本を左右に動かし,絞り羽根が隣接枠へ完全に隠れ始める位置でねじ 2 本を締め付ける。
Fig.4-2-10
3) 「4-2-1. 絞り径確認」を行い,絞り誤差が規格値を満足するまで手順 1)∼ 3)を繰り返す。
4) 調整終了後,手順 2)で締め付けたねじ 2 本にボンド(B-10)を塗布する。
ねじ
(2
本
)
ボンド
(B-10)
塗布
(
調整後
)
4-19
SAL18250 (3.5-6.3/18-250) (DT 18-250mm F3.5-6.3)
4-3.
光軸の確認/調整
4-3-1. 光軸の確認/調整
使用機器
・ 1000 mm コリメータ
・ フランジバック測定器
・ A マウントアタッチメント
・ フランジバックゲージ(43.50mm)
1. 準備
1) 測定器を Fig.4-3-1 のように設定する。
Fig.4-3-1
2) フランジバック測定器の視度調節リングを回し,
接眼レンズ内の十字線または目盛りがはっきりと見えるように調節する。
3) フランジバックゲージ(43.50mm)をフランジバック A マウントアタッチメントに密着させ,保持する。
4) フランジバック測定器のノブを回転させて,フランジバックゲージ(43.50mm)の細かい線にピントを合わせる。
注意:
必ず Fig.4-3-2 の矢印方向にピント合わせを行ってください。
Fig.4-3-2
5) ダイヤルゲージの目盛りリングを回して,ダイヤルゲージの指針を“0”に合わせる。
注意:
この位置がフランジバック値(f'F) = 43.50 mm となります。
短針の位置を記憶しておいてください。
Aマウントアタッチメント
視度調節リング
接眼レンズ(7x)
目盛りリング
対物レンズ(10x)
フランジバックゲージ(43.50mm)
ダイヤルゲージ
(
最小目盛り
: 0.01mm)
ピント合わせ方向
中心付近の細かい線にピントを合わせる
ノブ
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